- ラダックで有名な観光地を知りたい
- ラダック近郊で綺麗な景色をみたい
そんな方にオススメなのが
- パンゴン湖(Pangong Tso)
です。
本記事では、ラダックエリアで最も有名な観光地・パンゴン湖について徹底解説します。
なお、その他の観光地については別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
それではいきましょう。
パンゴン湖とは
パンゴン湖とは、ラダックの東部に位置する広大な湖です。
切り立った岩山に囲まれたターコイズブルーの湖は、ラダックで最も有名な観光地として人気です。
2016年の大ヒットインド映画「きっとうまくいく」のラストシーンが撮影された場所であり、外国人のみならずインド国内からの観光客も多いです。
レーから距離が離れているので多くの観光客は1泊して楽しみます。
パンゴン湖:3つの特徴
次に私が考えるパンゴン湖の特徴について3つお伝えします。
- 標高4200mの美しい湖である
- 他国と国境を接している湖である
- レーからアクセスが容易である
ひとつずつ確認しましょう。
パンゴン湖の特徴①:標高4200mの美しい湖
パンゴン湖の一番の特徴はターコイズブルーの広大な美しい湖ということです。
その青さは何にも形容難いほどです。荒々しい山々に囲まれており、その標高は4200mに及びます。
標高が高いため高山病のリスクが高まる場所です。
標高3500mのレーで高度順応してから観光しましょう。
レー到着後にすることや高山病については別記事でまとめています。合わせて確認ください。
パンゴン湖の特徴②:他国と国境を接している
パンゴン湖は国境沿いにあり湖の一部が他国となります。
国境沿いは各国の軍が常設しており、常に緊迫した状況が続いています。
そのため、ラダックエリアに住んでいない人は全てパーミットの取得が必要です。
Inner Line Permit (ILP) – LAHDC
パーミットチェックはレーからパンゴン湖へ行くまで2−3回あります。
パーミットについては別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
パンゴン湖の特徴③:レーからアクセスが容易
パンゴン湖の3つ目の特徴はレーからアクセスが容易ということです。
距離は160km離れていますが、道中は全てアスファルトで舗装されています。
そのためバイクで行く人も比較的運転しやすいでしょう。
ただ、途中標高5000m以上の峠越えがあり、道は曲がりくねっています。
乗り物酔いしやすい方は酔い止めの薬を飲んでおきしょう。
また、レーからパンゴン湖行きのローカルバスも出ています。
安価にパンゴン湖に行きたいバックパッカーにとって嬉しい情報です。
パンゴン湖:3つのアクセス方法
次にアクセス方法についての詳細を確認しましょう。
アクセス方法は3通り
- 車・バイク
- ツアー・タクシー
- ローカルバス
です。
パンゴンレイクアクセス方法①:車・バイク
パンゴン湖の最初のアクセス方法は車やバイクです。ラダックエリアは車レンタルはほとんどありません。
しかしバイクのレンタルは豊富にあります。
種類もスクーターから中型バイク・大型まで沢山あります。
バイクのメリット
- 時間に縛られず自由に行動できる
- 価格が高くない
バイクのデメリット
- 運転に注意が必要(特に峠道)
- 寒い
ライダー憧れのRoyal Enfieldというインドのメーカーを取り扱っているお店もあります。
私が得たバイクレンタル情報を下記にまとめます。(2024年)
- 価格:1日あたり約1500ルピー(スクーター700ルピー)連泊割引あり
- 必要書類:免許証(日本の免許証でOK)
- パーミット:ILPの他にバイクの証明書必要
- その他:ラダックエリア外で借りたバイクはラダックでは乗れない。ラダックは許可されたバイクのみ走行可能
パンゴン湖アクセス方法②:ツアー・タクシー
次のアクセス方法がツアー参加やタクシーです。
自分で運転しなくて良いので楽に最も速く行くことができます。
パンゴン湖のビューポイントには駐車場があり、そこまで車で行くことができます。
場合によってはレーから日帰りも可能。
しかし山道もとてつもないスピードでいくため、乗り物酔いする方は注意が必要です。
また、価格は最も高いです。その際は一緒にシェアできる人を見つけましょう。
2024年、2泊3日タクシー(レー→ヌブラ渓谷→パンゴン湖→レー)で安くて9000ルピーでした。
タクシーのメリット
- 最も速くパンゴン湖に到着できる
- 運転の必要がないので楽
- ビューポイント近くまで車で行ける
タクシーのデメリット
- 価格が高い
- 乗り物酔いする可能性あり
パンゴン湖アクセス方法③:ローカルバス
最後のアクセス方法はローカルバスです。
レーから週に2回、パンゴン湖行きのバスが出ています。(2024年)
最も安く行くことができます。
しかし、大型バスは山道のカーブで他の車とのすれ違いに時間がかかります。
途中のご飯休憩も長めにあるため、だいたい7時間くらいみておきましょう。
バス利用の場合は日帰りで行くことができないため、パンゴン湖で1泊する必要があります。
ローカルバスのメリット
- 最も安価でパンゴン湖に行くことができる
- ゆっくりのため乗り物酔いしにくい
ローカルバスのデメリット
- 時間がかかる
- 毎日運行していない
- 予約の必要がある
- 停車場所が決まっている
パンゴン湖アクセス:ローカルバス情報
次にパンゴン湖行きのローカルバスについてお届けします。
ローカルバス概要
- 価格:片道350 ルピー
- 運行曜日:レー発 火曜日、金曜日(2024年)
- 出発時間:7:00 集合、7:30 出発
- 所要時間:約7時間
チケット購入方法
レーのバスターミナルで事前購入可能です。購入時に座席の予約をしてくれます。
前日午前中までの予約が理想です。
購入前にインナーラインパーミット(ILP)を取得しておきましょう。
帰りのバスは翌日7:30にパンゴンレイクを出発します。
帰りのチケットは道中に運転手から購入します。
集合場所
行き:Bus station leh
帰り:パンゴン湖 ( Spangmik )
パンゴン湖:ローカルバス情報1泊2日レポート
最後に私がローカルバスで行ったパンゴン湖のレポートをお届けします。
バス行程
レー→パンゴン湖
- 7:00 レーバスターミナル集合
- 7:30 出発
- 8:30 Karu休憩(15分)
- すぐパーミットチェック(回収)
- 2回目パーミットチェック(バス車内、回収なし)
- 10:30 Chang La Pass休憩(5分)
- 11:30 運転手からチケットチェック
- 12:05 お昼ご飯休憩(30分)
- 13:00 パーミットチェック(回収)
- 13:55 パンゴン湖バス停着
- 14:20 ビューポイント着
パンゴン湖→レー
- 7:30 パンゴン湖出発
- 10:20 Chang La Pass
- 途中トイレ休憩
- 11:20 峠降りた所で料金支払い
- すぐサクティ
- 11:40 Karu 休憩なし
- 12:30 レーバスターミナル
宿泊施設
パンゴン湖のルックアウト近くのコテージを予約しました。
私達はレーのゲストハウスのスタッフの特別料金で宿泊することができました。
- 施設:Blue Nest Cottage
- 価格:1100 ルピー(ゲストハウス特別料金)通常はもう少し高いです
- 食事:夜ご飯・朝ご飯込
- 部屋:ダブルベット、洗面トイレあり
- 電源:昼・消灯後は停電しており充電等できない
またバス停留場所付近にも宿泊施設が多数あります。
ホームステイ等は事前予約なしで宿泊できることがあります。
レポート
7:00 バスターミナルにつきました。他のバスは並んでいます。
定刻通りに7:30出発!1時間は幹線道路だけど、西側の道よりも狭い感じです。
8:30 休憩。朝ごはんの時間があります。
休憩後すぐにパーミットチェックがありました。
外国人は一回降りて、パスポート確認とパーミットのコピーを回収されます。他の国はパスポートチェックをしっかりしていましたが、日本のパスポートは結構適当でした。
その後すぐにパーミットチェック。人がバスに乗ってきてパーミットの写真を撮られました。(回収なし)
これから幹線道路を逸れて、山道へ入ります。
サクティまでは比較的道がいいけど、そのあとは一気に上がっていきます。
標高は4000mからクネクネの細い道をどんどん上がります。
乗り物酔いするかと思いましたが意外としません。ゆっくり行ってくれているので、バスでよかったと感じました。
2時間くらいかけて標高を登っていきます。
上の景色は壮大です。山に残雪が残っていてかっこいいです。森林限界ではありますが緑もあり豊かな高原です。
峠の上はカフェやお土産が売っています。トイレは穴を掘っただけな感じです。さすがに標高が5000m超えるのでめちゃくちゃ寒いです。
峠が終わればゆっくり降っていきます。1時間くらい山道を下ります。
その後運転手さんが降りてタイヤの確認、バス車内でチケットチェックがありました。
谷底に降りてからお昼ご飯休憩が30分ありました。
その後すぐパーミットチェックがあります。外国人は降りてパーミットのコピーを回収されます。
残りの1時間は、中央線があり幅の広い道が続いています。
視線に青く光ったパンゴン湖を見えてきました。
特にトラブルなくスムーズにパンゴン湖に到着しました。
バスの降車場所はビューポイントより2km先にあります。
明日のバスの時刻を確認してから歩いてアスファルトの道を戻ります。
途中、コテージを運営しているおじさんが車を乗せてくれました。
パンゴン湖のビューポイント・宿泊予定のコテージに到着しました。
ほとんどのコテージは食事付きのようです。
コテージ周辺には小さな売店があり、スナックや水が購入できます。
その後ビューポイントで写真を撮りました。
翌朝は歩いてバス乗り場までいき、7:30出発のバスに無事乗れました。
ほとんど同じメンバーなので昨日と同じ席に座ります。
帰りの方が速く5時間でレーに到着しました。
まとめ:事前情報を知ってパンゴン湖を楽しもう
パンゴン湖について
- アクセス方法
- ローカルバス情報
についてまとめました。
ラダックを訪れたら絶対に行きたい観光地です。
是非美しい湖をその目で見てください。
ラダックの他の観光地は別記事でまとめています。
本記事がこれからラダックを観光する方の一助となれば幸いです。
素敵な山旅を♪
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