【カナダ】【テント泊トレッキング】キャンプ場指定・予約が必要な理由とは

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カナダには数多くのトレッキングコースがあります。

日帰りハイキングでも素晴らしい景色を見ることができますが、登山をしているならテント泊に憧れる方もいるのではないでしょうか。

しかしカナディアンロッキーでテント泊をするためには、入念に計画を立てる必要があります。

カナディアンロッキーを眺めながらテント泊をしてみたい。

基本的にカナダで宿泊を伴うトレッキングでは、指定のキャンプ場に泊まることが必須です。

基本的にキャンプ場は予約制です。

  • オンライン予約

もしくは

  • 国立公園管理施設にて宿泊受付をする

必要があります。

本記事では、カナダでテント泊トレッキングをするためのキャンプ場について

  • キャンプ場指定な理由
  • 予約が必要な理由

をまとめました。

目次

キャンプ場が指定な理由

まず、キャンプ場が指定な理由についてご紹介します。

理由1:食糧を野生動物から守るため

野生動物対策のためです。

キャンプ場には、熊や他の野生動物に食糧を取られない対策がされています。

対策は2点

  • 食事はテントから離れた指定の場所で食べる
  • 臭いのするものは、所定のロッカーに入れるか、ワイヤーを使って高い位置に置く

このような設備があるのです。

カナディアンロッキーは野生動物との距離が近い場所です。

「すぐそばにグリズリーベアがいる」なんてこともある環境です。

そして熊は

  • 犬より嗅覚が優れています。

もしあなたが自分の食糧をテントの中に入れて一夜を過ごしたら、どのようなことがおこるでしょうか。

臭いを嗅ぎつけた熊に、テント越しに襲われる可能性があります。

カナディアンロッキーではバンフ市内にあるゴミ箱ですら、熊が壊せない頑丈な造りとなっています。

テント内に臭いのするものを置いておくことが、かなりのリスクであることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

キャンプ場には、熊が壊せないロッカーがあります。

ロッカーがないキャンプ場には、熊が木に登っても届かない場所にワイヤーで吊し上げます。

理由2:野生動物を守るため

人間のみならず、野生動物のためでもあります。

野生動物と共存するためには、動物が人間の食糧を知らない・食べない環境が大切です。

一度人間の食糧の味を知った動物は、再度人間の食糧を求めるでしょう。

実際にカナダの国立公園では野生動物にエサを与えることは法律で禁止されており、罰金は100万円にも及びます。

それぞれ干渉せず、動物は動物の食べ物、人間は人間の食べ物を食べる

共存のために最も大切なことではないでしょうか。

キャンプ場の予約が必要な理由

次にキャンプ場の予約が必要な理由についてご紹介します。

私が考える理由は2つです。

  1. 食糧を補完するロッカー等の数に限りがあるため
  2. 森を歩く人を制限することで自然を守るため

1、食糧を保管するロッカー等の数に限りがあるため

上記でもご紹介した通り、カナダのキャンプ場では

食糧を野生動物に取られないための工夫として

  • 壊すことができないロッカー
  • 吊し上げるワイヤー

があります。

これらは、テントが張れる数に合わせて設けられています。

もちろん

  • 数に限りがあります。

もし、予約なしで満室のキャンプ場で宿泊するとどうなるでしょうか。

ロッカーの中で食糧の保管ができなくなりますよね。

そうなると、その先に待っていることは、、あまり考えたくないですね。

キャンプ場でのルールをしっかり知り、そのうえで予約をしましょう。

2、森で歩く人を制限することで自然を守るため

キャンプ場の予約ができなければ、ハイカーはそのトレイルを歩くことを諦めます。

すなわち

キャンプ場の大きさ以上のハイカーが入山しない

こととなります。

多くのハイカーがキャンプ場に泊まると、金銭的には潤うでしょう。

しかしその分、自然への負荷が大きくなります。

カナダでは

  • アウトドアアクティビティによって人間が自然と触れ合うことと
  • 自然を守ること

両者のバランスが取れており、そんなカナダの姿勢は素晴らしいと思っています。

まとめ:自然と動物を守るためキャンプ場は必ず予約しよう

カナダでテント泊トレッキングをするために、キャンプ場を予約する理由についてご紹介しました。

  • 自然を守るため
  • 野生動物を守るため

そして何より

  • ご自身を守るため

カナダでトレッキングをする際には、事前に予約した指定のキャンプ場で、ルールを守って過ごすようにしましょう。

本記事がこの先カナダのトレッキングを考えている方にお役にたつことができれば幸いです。

素敵な山旅を♪

おはぎ
山と旅が好きな30代おひとり様。
世界49カ国を旅して24カ国のトレイルを歩く。
今は神奈川県で、自由に旅を行ける時間を確保しつつ働いています。

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