- ラダックを観光するにはどのくらいの日数が必要か知りたい
- ラダックをハイキングにどのくらい日数がいるか知りたい
そのような方に向けてラダックのプランニングを考えました。
アクティビティとして
- 観光(タクシー・ツアー)
- 観光(バイク)
- トレッキング
に分けてご紹介します。
なお必要な日数については
- デリー→ラダック→デリー
についてです。
日本↔︎デリーは含まれないのでお気をつけください。
(日本・デリー往復を入れると、プラス2日以上必要です。)
ラダックの特徴やレー到着後することは別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
それではいきましょう。
ラダック:プランニングのTipsと必要な日数は?
まずラダック観光のプランニングのTipsと必要な日数についてご紹介します。
ラダックの特徴から考えるプランニングのTipsは下記2点です。
- 初日は観光しない!休息日にする
- 飛行機でデリーに戻る場合:フライトキャンセルに注意!日数に余裕をもつ
ひとつずつ確認しましょう。
プランニング Tips ①:レー到着初日は休息するべし
ラダックエリアは標高約3000m-4500mとなります。
特にインドの首都デリーから飛行機でラダックに到着する場合
- 初日は高山病のリスクが高まります
そのため、レー到着初日は高度順応する必要があります。
せっかくの旅行、早まる気持ちもわかります。
しかし高山病になってしまうと、観光の時間が体調不良で何もできないことも。病院に行く可能性だってあります。
レー到着初日は観光をせずにゆっくり体を慣らすことに注力してください。
高山病については別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
プランニング Tips ②:デリー行きの飛行機はフライトキャンセルに注意
ラダックは山に囲まれていますが基本的に天気がいいです。
しかし一旦天候が悪化すると、飛行機がキャンセルになることが多いです。
そのため、デリーから日本に帰国する際、乗り継ぎ便をギリギリにすることはオススメしません!!
レー→デリーのフライトキャンセルにより、デリー→日本便の予約変更の可能性があるからです。
特にLCCの方はキャンセル料金などが発生し、新たに他のチケットを取らないといけないので注意が必要です。
フライトキャンセルを見越してデリーで1〜2泊するくらいの余裕がある方がいいでしょう。
デリーで1〜2日間自由時間がある場合、効率よく観光できるツアーをご検討ください。デリーからタージマハルに行けるツアーなど多数あります。直前に申し込みができるツアーもありますよ。
Veltra Top Pageラダック観光に必要な日数は?
上記2点を踏まえた上で必要な日数(デリー↔︎日本除く)は
- 最低1週間
です
これでも到着日や最終日(デリー)を考慮すると、ラダックを観光できるのは
- 最低5日間
と思ってください。
レー到着後にすることは別記事でまとめています。
次に
- 観光
- バイク観光
- トレッキング
に分けてモデルコースをお届けします。
ラダック観光:プランニングガイド
それではラダック観光について
- 7日以下の場合
- 8日以上の場合
それぞれに分けてご紹介します。
ラダック観光7日以下の例
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得など)、レー市内観光
- 3日目:レー近郊ゴンパ巡り
- 4日目:レー→パンゴン湖
- 5日目:パンゴン湖→レー
- 6日目:レー→デリー
- 7日目:予備日(デリー観光)
レーで高度順応をした後、近郊のゴンパを巡りパンゴン湖にいくプランです。
パンゴン湖は日帰りも可能ですがかなり駆け足となるため1泊した方が良いでしょう。
パンゴン湖は標高4300mとなるため、最初の数日はレー市内や近郊を観光し、しっかり高度順応ができた状態で行きましょう。
パンゴン湖については別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得など)、レー市内観光
- 3日目:レー→ヌブラ渓谷
- 4日目:ヌブラ渓谷→パンゴン湖
- 5日目:パンゴン湖→レー
- 6日目:レー→デリー
- 7日目:予備日(デリー観光)
ラダック地方の2大観光地であるヌブラ渓谷とパンゴン湖をどちらも観光するコースです。
ヌブラ渓谷からパンゴン湖はかなりの悪路のため、場合によっては一旦レーに戻らなければならないこともあります。
このコースはラダック観光のスタンダードなため、多くの旅行代理店がツアーを企画したり、シェアタクシーのメンバーを募っています。
ラダック観光8日以上の例
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得など)、レー市内観光
- 3日目:レー近郊ゴンパ巡り
- 4日目:レー→ヌブラ渓谷
- 5日目:ヌブラ渓谷
- 6日目:ヌブラ渓谷→パンゴン湖
- 7日目:パンゴン湖→レー
- 8日目:レー→デリー
- 9日目:予備日(デリー観光)
日数に余裕がある場合、ヌブラ渓谷の奥地まで行くことができます。
ヌブラ渓谷はとても広く、駆け足の場合はディスキットやフンダルまでとなります。
温泉が有名なパナミックまで足を伸ばす場合、プラス1日は欲しいところです。
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得など)、レー市内観光
- 3日目:レー近郊ゴンパ巡り
- 4日目:レー→パンゴン湖
- 5日目:パンゴン湖→レー
- 6日目:レー→ザンスカール
- 7日目:ザンスカール観光
- 8日目:ザンスカール→レー or マナリ
- 9日目:レー or マナリ→デリー
- 10日目:予備日(デリー観光)
次のプランはザンスカールへ観光するパターンです。
ザンスカールはラダックの南西部に位置するエリアです。
レーからのアクセスが悪くラダックの中でも秘境に位置します。
(2025年、ザンスカール川沿いの道が全面開通見込み。かなり速く行けるようになると聞きました。)
私はまだ行っていませんが、行った方の写真を見せてもらいました。
驚くほど綺麗なコバルトブルーの川を実際にこの目で見たいと思っています。
ラダックバイク周遊:プランニングガイド
次にラダックエリアをバイクで周遊する場合のプランニングについて
- 7日以下の場合
- 8日以上の場合
に分けてご紹介します。
ラダックバイク周遊7日以下の場合
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得・バイクレンタル予約など)、レー市内観光
- 3日目:レー近郊ゴンパ巡り
- 4日目:レー→パンゴン湖
- 5日目:パンゴン湖→レー
- 6日目:レー→デリー
- 7日目:予備日(デリー観光)
レー近郊のゴンパ巡りとパンゴン湖をバイクで巡るコースです。
バイクに慣れていない方にオススメです。
レーからパンゴン湖は5000m越えの峠を越えるために山道を上ります。
しかし、他の観光地より道が舗装されているので、あまり慣れていない方にも挑戦しやすいと感じました。
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得、バイクレンタル予約など)、レー市内観光
- 3日目:レー→ヌブラ渓谷
- 4日目:ヌブラ渓谷→パンゴン湖
- 5日目:パンゴン湖→レー(バイク返却)
- 6日目:レー→デリー
- 7日目:予備日(デリー観光)
レーでバイクをレンタルした後、ヌブラ渓谷へ行きパンゴン湖を回るコースです。
レーからヌブラ渓谷の道は舗装されていない所が多く、5000m越えの峠を越えるため山道を運転しなければなりません。
また、ヌブラ渓谷からパンゴン湖は道が舗装されていない所に加え、水がはけず川のようになっている所をバイクで通らなければなりません。
運転に慣れている方のみにしましょう。
また、大雨で道が崩落することが多いエリアです。最新情報は必ず確認してしましょう。
ラダックバイク周遊8日以上の場合
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得・バイクレンタル予約など)、レー市内観光
- 3日目:レー→ヌブラ渓谷
- 4日目:ヌブラ渓谷→パンゴン湖
- 5日目:パンゴン湖→ハンレー
- 6日目:ハンレー→ツォモリリ
- 7日目:ツォモリリ→レー(バイク返却)
- 8日目:レー→デリー
- 9日目:予備日(デリー観光)
ラダックエリアで時間が取れる方は、是非バイクを1週間レンタルしてさまざまな所に行ってみましょう。
(長く借りるとその分割引があるようです!)
好きな時間に好きな場所に行けるのがバイクの魅力です。
ヌブラ渓谷とパンゴン湖に加え、星が綺麗で有名なハンレー地方、静かな湖ツォモリリなど、行動範囲が一気に広がるでしょう。
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得など)、レー市内観光
- 3日目:レー→ヌブラ渓谷
- 4日目:ヌブラ渓谷
- 5日目:ヌブラ渓谷→パンゴン湖
- 6日目:パンゴン湖→ツォモリリ
- 7日目:ツォモリリ→レー
- 8日目:レー→デリー
- 9日目:予備日(デリー観光)
ハンレーにはいかず、ヌブラ渓谷で多くの時間をとるプランです。
特にトゥルトゥクは、ヌブラ渓谷の玄関口であるディスキットから92km離れており、ツアーでもなかなか行かないエリアです。
インドとパキスタンの国境に最も近く、住んでいる方の文化や風貌もレーとは違います。
比較的道は良いと聞いたので、バイクのメリットを活かし遠出してみましょう。
ラダックトレッキング:プランニングガイド
最後にラダックでトレッキングをする場合のプランを
- 7日以下の場合
- 8日以上の場合
に分けてご紹介します。
ラダックトレッキング7日以下の場合
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得など)、レー市内観光
- 3日目:トレッキング1日目
- 4日目:トレッキング2日目
- 5日目:トレッキング3日目→レー
- 6日目:レー→デリー
- 7日目:予備日(デリー観光)
ラダック滞在時間が短い場合、3日間程度のショートトレッキングが良いでしょう。
私が歩いた中ではシャムバレートレックとガンダラトレックがオススメです。
シャムバレートレックは最高標高が低く、高山病のリスクが少ないです。
また、ガンダラトレックは最高標高5000m近くあるため、高山病となる不安は残りますが、短い期間で眺望の良い景色を見ることができます。
シャムバレートレックについてはこちらの記事でまとめています。
ガンダラトレックについてはこちらの記事を参考にどうぞ。
ラダックトレッキング8日以上の場合
- 1日目:デリ→レー着、高度順応
- 2日目:レーメインマーケット(パーミット取得など)、レー市内観光
- 3日目:トレッキング1日目
- 4日目:トレッキング2日目
- 5日目:トレッキング3日目
- 6日目:トレッキング4日目
- 7日目:トレッキング5日目
- 8日目:レー→デリー
- 9日目:予備日(デリー観光)
8日以上の時間が取れる場合、是非長めのトレッキングに挑戦してください。
オススメはマルカバレートレックです。徐々に標高をあげることができ、最高標高は最終日となるため、高度順応しやすいです。
マルカバレートレックについては別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
個人で行けるトレッキングコースは別記事にまとめています。
まとめ:必要な日数に応じて楽しもう
ラダックのプランニングについて
- 観光(タクシー・ツアー)
- 観光(バイク)
- トレッキング
に分けてご紹介しました。
ラダックエリアは広大で魅力的な場所が多く散在しています。
高度順応も必要なため、できるだけ長い期間で楽しんでください。
本記事が今後ラダックを旅する方の一助となれば幸いです。
素敵な山旅を♪
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