【インドヒマラヤ】シャムバレートラックレポート【ラダックのトレイル】

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インド・ラダック地方のトレイルであるシャムバレートラック(Sham Valley Trek)

ラダックエリアのトレイルの中で標高が低く、「Baby Trek」と呼ばれています。

本記事では実際に歩いた時のトレイルレポートをお届けします。

シャムバレートラックのまとめ記事は別記事にあります。まずはこちらを確認ください。

また、歩いて必要と感じたこと

  • ルートファインディングについて

これらも合わせてお届けします。

それではいきましょう!

目次

シャムバレートラック:トレイルレポート

それでは私のトレイルレポートをお届けします。私は公共交通機関を利用し個人で歩きました。

  • Day 1:レーからLikirへ移動
  • Day2:Likir から Yangthang
  • Day3:Yangthang から Hemis Shukshapan
  • Day4:Hemis Shukshapan から Tingmosgang、シェアタクシーでレーに帰る

Day 1:レーからLikirへ移動

  • 14:00 ミニバスの座席確保
  • 15:30 出発
  • 16:00 休憩
  • 17:00 Likir分岐
  • 17:30 ホームステイ

ミニバスはいっぱいになると聞いていたので、早めにバスターミナルへ行き、Likir行きのバスを確認してから席を確保しました。リュックだけ置いて場所取りしている人も多いです。それだけ安全ってことかな。

トイレの場所を聞いたら親切な少女が教えてくれました!バスターミナルとミニバスターミナルの間にあります。

バスの中で待っていると、物乞いやパンを売りにきた人がいました。

15時過ぎてどんどん人が乗ってきて、15:30に出発します。

ミニバスだけど意外とスピードを出していました!窓が開いているので寒い人は寒いかもしれません。

途中、バスの上に荷物を積んでから発車したので、かなり止まっている時間が長かったです。

1時間くらいして休憩がありました。特に休憩時間は言われませんでしたが、出発前にクラクションが鳴らされます。

17:00 幹線道路からLikirへの分岐へ。ここからはダートな道に入ります。

ちょうど近くにいた現地の女の子にシャムバレーを歩くという話をしていてため、シャムバレートラック近くの場所で運転手さんに停めてもらいました。(本当に優しい!)

そのあとはホームステイ探し。Googleで見つけた所に行ったら満室だったので、近くのホームステイを紹介してもらいました。

Google Mapsに載っていない場所ですが、とても豪華な家で綺麗!お父さんもお母さんも優しい!!部屋も素敵!!

イスラエルの親子も泊まっていました。

夕食はモモ!しかも皮から手作りです!

スープもめちゃくちゃ美味しい!!コーンペーストのとろみのあるスープで、色んなスパイスが入っていました。

夕食が終わった後も、イスラエル親子とホストのお父さんお母さんでたくさん話をしました。ラダックのことや仏教のこと、実際に現地の方のなまの声が聞けて、本当に良い経験となりました。

Day2:Likir から Yangthang

  • 出発地:Likir
  • 到着地:Yangthang
  • 距離:11 km
  • 高低差:450m 登り
  • 行動時間:5時間
  • 8:55 Likir スタート
  • 10:30 Po be La(その後道に迷う)
  • 12:15 ランチブレイク 出発
  • 14:30 Charatse La
  • 15:30 Yangthang 

朝から美味しいご飯と話で盛り上がる。

写真を撮って出発。ホストにどの道を通るか確認します。

最初はトレイルをフォローしていたけど、Maps Meを見るといつの間にか大幅にズレていました。

途中から車道を歩く場所があるのですが、できるだけトレイルを歩きたいという気持ちがあり、それが裏目に出ました。

GPSで示す車道の峠・Po be La(タルチョがあり分かりやすい)まで戻ることに。

峠のあとショートカットできるトレイルがありしまた。しばらく歩いたあと、またアスファルトの車道を歩きます。残り6.6kmくらい。

Saspocheyの村が見えてきました。

途中から車道を逸れてトレイルへ。橋のあたりは道が複雑ですが、Maps Me 通りにいきましょう。Maps Me のおかげで橋を渡れたと言っても過言ではないです!それくらい助かりました。橋を渡ればあと4kmくらいです。

途中イスラエル人3人組と出会い、何回も抜きつ抜かれつつをしました。彼らも目的地は同じくYangthangです。初めて他のハイカーとあったので、安心しました。

残り4kmは、GPSとBNSL の標識を頼りに進んでいきます。振り返ると山々が重なり、別世界に来た感じがします。

2つ目の峠であるCharatse La に着きました。峠はトレイルの道とアスファルトの車道が交差する場所です。

一旦車道に出ますが、その後の下りはまた柵の中に入ります。BNSL の標識があるので分かりやすいです。

また車道を歩くと遠回り、トレイルはショートカットできるため、残りは1.7kmとなりました。

峠に着くと、今日の目的地であるYangthang村が見えます。後もう少し頑張れます!

一気に風が強くなりました。峠を越えると景色も天気も変わるのは、万国共通です。

この後は、トレースがしっかりあったのでフォローしながら歩きました。途中で柵がありましたが、絶妙に壊れている場所があります。人ひとり跨げるようになっていました。その後上下にトレイルが分かれます。(どちらでも行けます。)

下がり切ってから、最後の登りがあります。楽には行かせてくれません。ただもう目と鼻の先です!登り切って村に到着しました。前半道に迷ったこともあり、体感は長い旅となりました。

村に着いてすぐに女性にホームステイ?と話しかけられました。着いておいでと言われたので、これも縁と思い付いていきます。とても素敵なホームステイ先でした。

夜ご飯はカレー。お年を召したスイス人のカップルがフランス語ガイドさんと、少し英語で交流しました。

その後は、10歳の女の子と4歳の男の子と猫ちゃんと遊びました。毎日違う夜で楽しい!

Day3:Yangthang から Hemis Shukshapan

  • 出発地:Yangthang
  • 到着地:Hemis Shukshapan
  • 距離:7.5 km
  • 高低差:300m 登り
  • 行動時間:3時間45分
  • 7:30 朝ご飯
  • 8:30 出発
  • 10:55 Pass ランチブレイク
  • 11:30 出発
  • 12:10 Hemis
  • 12:25 Guest House
  • 14:30 Gompaにいく

8時半出発。今日はMaps Meが示さないので少しドキドキ。ブログと現地情報を頼りに行きます。

現地の人に聞いたら、英語は話せないながらも教えてくれました。「ぐるっと回って」や「塀の外を歩くよ」など、ニュアンスだけでもすごーくありがたかったです!

そのおかげで正式なトレイルを見つけられました。

ブログ情報によると、一旦谷底まで降りてから峠を目指すとのこと。教えてもらった方向的に峠があり分かりやすい!

あとはトレイルを見つけるだけという感じでした。個人的には昨日よりも分かりやすいルートです。

一旦谷底まで降りてから小さな橋を渡リマした。これもブログの情報通りです。

ここから峠まで緩やかな登りがずっと続きます。

BNSLの表記と電線、車道の側という情報を頼りに歩きます。

左にいって山に登ると急坂という情報があったため、最初は右方向のジープロードを行きます。

少しジグザグ登って行くとBNSLの標識があったので、これだ!と思い谷の間を歩いていきます。

方向も合っているのでひと安心。あとはひたすら峠まで登るのみです。街から見たときは峠が遠いと思っていましたが、いざ歩くとすごく緩やかで良い道でした!迷うこともほぼありません。

途中で車道との合流地点がありますが、またすぐに谷のトレイルを歩きます。

ここから少し登っていきます。つづら折りの道で一気に標高を上げていきます。谷の方にトレースがなかったので谷から上がっていきます。しばらくトラバースの道を歩きます。

遠くまで山々を見渡すことができます。あっという間に峠が見えてきます。

峠の先にヘミスの村が見えます。ランチを食べている間にスペイン人カップルが歩いて来他ので少しだけお話をします。

そのあと観光タクシーが4台ほど止まって峠で写真撮影。タクシー運転手さんにヘミスの道を再確認できました。

下りの道はクリアで分かりやすくて、急な所もなかったです。時間はは30分くらいでした。

12時過ぎに村に入りました。途中のお母さんにゲストハウス?と聞いたら、その人の宿に連れていってくれました!

先ほど会ったスペイン人カップルと同じホームステイ先でした。話は翌日のレーへの公共交通機関について。ホストのお母さんにTingmosgangのバスが8:30と教えてもらいました。2人はその日中にレーに戻るためにするようです。話をしていたら昨日会ったイスラエル3人組がきました。

その後、村にあるブッダを観光にいきました。

夜ご飯はカレー。ご飯後、宿泊しているハイカーで話し合いました。イスラエル3人組がタクシーを予約しており、シェアしないかと誘ってくれました!私・スペイン人カップルが相乗りして6人乗りのタクシーをシェアすることになりました!

明日の15時〜16時にTingmosgang にあるホテル集合になりました!

Day4:Hemis Shukshapan から Tingmosgang、シェアタクシーでレーに帰る

  • 出発地:Hemis Shukshapan
  • 到着地:Tingmosgang
  • 距離:9km
  • 行動時間:4時間45分
  • 8:30 スタート最初はジープロード
  • 9:20 Rongthil La
  • 10:50 Chhaga Che La ランチブレイク
  • 11:40 出発
  • 12:20 Ang
  • 12:30 ロード残り3km
  • 13:15 Tingmosgang

出発時にイスラエル3人組と一緒のタイミングになったので、しばらく一緒に歩きました。宿のお母さんからのアドバイスでは、ジープロードは高低差ないけど、トレイルは高低差あって難しいよとのこと。

最初はジープロードを歩いていきます。

すぐにひとつ目の峠であるRongthil Laに到着します。いつもながら峠の近くで車道とトレイルが合流しました。峠にはまさかのトイレがありました。

峠から車道へ行くかトレイルを歩くか。トレイルは一旦降りて登り返しがあります。それに対して車道は標高差が変わらないです。遠回りをすることもないので、このエリアは車道でもいいと感じました。

私は他のハイカーがトレイル行くようだったので、一緒についていきました。

BNSLの目印に向かっていったらマップスミーから逸れて違う道でした。少しルートは外れましたが元に戻せます。正規ルートは葛折りの道を登るけど、こっちは急な登りで稜線上を歩いていく感じでした。きつかったのでゆっくりと歩きます。

正規ルートに合流すると、2つめのパスであるChhaga Che Laがはっきり見えました!個人的にシャムバレートラックの峠の中で最も綺麗な景色です。30分くらいランチを食べて休憩ます。

峠のあとは下るのみ。景色は最高です!カナダぽい岩山と、アイスランドやレインボーマウンテンを彷彿とさせる砂がメインの違う惑星に来たような山。ちょうどこのパスを境に見事に山容が分かれていて、本当に面白かったです。

遠くにはヒマラヤ山脈の山々も見えます。間違いなく3日目がシャムバレートラックのハイライトです。

峠でゆっくりしてから下山開始。下山はジープロードはかなりの遠回りになるため、トレイル推奨。下りはサクサク進んでルートもほとんど迷いませんでした。

途中でロードに合流しますが、すぐにまたトレイルに入る。Angまでは1時間弱、マップスミー通りの道でいけました。

Angで終了もできるけど、その後Tingmosgangまで歩くことが多いです。Angの街を抜けるとあとはアスファルトの道となります。残りは約3-4kmです。

無事にトレッキング終了!2時にシェアタクシーが来てくれたので、レーに戻りました。

シャムバレートラックのまとめ記事は別記事にあります。まずはこちらを確認ください。

シャムバレートラック:ルートファインディング

最後にルートファインディングについてお届けします。

電波について

Airtelは電波がありません。噂によるとBSNLが入るようですが、ほとんどの旅行者は利用しないSIMです。

ホームステイ先にはWIFIはないため、必要な調べ物は電波があるうちにしておきましょう!

GPSアプリについて

シャムバレートラック公式の標識やサインはありません。

Maps Meをダウンロードしオフラインで使用できるようにしましょう。

2024年は、Day1とDay3 はマップスミーが正しい道を示しました。

また街からトレイルに入るところは迷いやすいです。ホームステイ先のホストに確認したり、現地にいる方に確認しましょう。

Day2:Yangthang からHemis Shukshapanについて

マップスミーは車道のルートを案内するため、かなりの遠回りとなります。車道は使用せず、現地の人が歩く時に使用するルートがあるので、そちらを使いましょう。ポイントは、Yangthang 村が終わってからはBNSLの標識を頼りに歩くことです!上には電線があり分かりやすいです。峠の方角を確認して、方角が合っていれば大丈夫です。

まとめ:シャムバレーのトレイルをイメージしよう

シャムバレートラックのトレイルレポートについてお届けしました。

実際に歩いて感じたこと、気を付ける場所などをイメージしていただけましたでしょうか。

まとめについては別記事でまとめています。

本記事がこれからトレッキングをする方の一助となれば幸いです。

素敵な山旅を♪

おはぎ
山と旅が好きな30代おひとり様。
世界49カ国を旅して24カ国のトレイルを歩く。
今は神奈川県で、自由に旅を行ける時間を確保しつつ働いています。

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