- カナディアンロッキーの人気トレイルを歩きたい
- 観光だけじゃ物足りないから歩いてみたい
- 車がないのでバスで行けるエリアがいい
本記事はそんな方に向けて書いています。
それが
- レイクルイーズエリア
です。
本記事では、カナディアンロッキーハイキングの超王道コースであるレイクルイーズエリアについてご紹介します。
レイクルイーズエリアとは
バンフから1号線を西に55km。観光としても最も人気の湖・レイクルイーズとモレーンレイクがあります。
Parks Canada – Day hikes in the Lake Louise area
レイクルイーズエリアの魅力は
- 素晴らしい山々と湖を見ることができる
- トレイル上にハイカーが多い
- ティーハウスやロッジがある
- 公共交通機関で行ける
などがあります。
レイクルイーズエリアの魅力①:山々と湖を見ることができる
カナダのハイキングでは、多くの湖があるトレイルが多いですが、レイクルイーズエリアのトレイルもまさしくその通り。
大迫力の山々と上から見る湖の色が美しいです。
レイクルイーズ・モレーンレイクという湖を、観光では見ることのできない角度から見られるのも魅力のひとつ。少し得した気分になりますよ。
レイクルイーズエリアの魅力②:トレイル上にハイカーが多い
レイクルイーズエリアのトレイルはどこも大人気となるため、トレイルは整備されています。
また分岐には道標も立っているため道迷いもしません。ルートファインディングが必要な場所もなく、楽しくハイキングをすることができます。
また、人が多いということは野生動物と出会うリスクも少ないことを意味します。それだけでも安心感が違いますね。
なお、ラーチバレーは季節によっては熊が出没するリスクがあるため単独では歩くことができません。(4人以上のグループ)
また、どのトレイルも個人で歩く際はベアスプレーを用意しましょう。
レイクルイーズエリアの魅力③:ティーハウスやロッジがある
レイクルイーズには登山口となる湖畔には、シャトーレイクルイーズという高級ホテルがあります。1階のベーカリーなどは宿泊客以外でも購入可能なので、軽食や飲料の調達ができます。
またレイクアグネスとプレーンオブシックスグレーシャには途中ティーハウスも。絶景を見ながらお茶をすることができますよ。
モレーンレイクは湖畔には、モレーンレイクロッジがあり軽食やお土産を購入することができます。
レイクルイーズエリアの魅力④:公共交通機関で行ける
レイクルイーズエリアの最大の魅力は、バンフから公共交通機関で行けることです。
バンフからRoamバスに乗ることで、レイクルイーズに到着します。(予約推奨)
モレーンレイクは、途中レイクルイーズビレッジで乗り換える必要がありますが、それでも個人でハイキングに行くことができます。
モレーンレイクは黄葉シーズンのみバンフから直通バスが出ているので更に便利になりました。
カナダハイキングは、登山口までの公共交通機関が少ないので、個人で自由に旅を組み立てることができるのはかなり魅力ですね!
アクセス方法は最後にまとめています。
レイクルイーズエリアのトレイル
それでは、レイクルイーズエリアのトレイルをご紹介します。
まずは全体図からご覧ください。
レイクルイーズエリアのトレイル:難易度別に分類
難易度★
- コンソレーションレイク(Consolation Lakes)
難易度★★★
- レイクアグネス(Lake Agnes)
- プレーンオブシックスグレーシャ(Plain of the Six Glaciers)
- ラーチバレー(Larch Valley)
難易度★★★★
- フェアビュー(Fareview)
レイクルイーズエリアのトレイル:起点となる場所別に分類
レイクルイーズが起点となるトレイルは
- レイクアグネス(Lake Agness)
- プレーンオブシックスグレーシャ(Plain of the Six Glaciers)
- フェアビュー(Fareview)
モレーンレイクが起点となるトレイルは
- ラーチバレー(Larch Valley)
- コンソレーションレイク(Consolation Lakes)
それではひとつずつ詳細を確認しましょう。
レイクルイーズエリアのトレイル①:レイクアグネス
レイクルイーズからレイクアグネスという湖を目指すトレイルです。
ハイカーが多く道も整備されています。
様々なルートがあり、行きと帰りで違う道を選べるのも魅力のひとつ。
道標もしっかりあるため迷いません。
ビーハイブから見下ろすレイクルイーズはここでしか見られない景色です。
レイクアグネス:トレイル概要
レイクアグネスまで
- 距離:6.8km
- 時間:3-4時間
- 高低差:385m
ビックビーハイブまでいく場合は
- 距離:11km
- 時間:5時間
- 高低差:540m
です。
レイクアグネス:ギャラリー
レイクアグネストレイルの詳細記事はこちらの記事にまとめています。あわせてお読みください。
レイクルイーズエリアのトレイル②:プレーンオブシックスグレーシャ
レイクルイーズの湖畔沿いを歩き、レイクルイーズを取り囲む6つの氷河に近づくトレイルです。
距離はありますが高低差は少なく、幅広い年齢層の方が歩くことができます。
レイクルイーズの湖畔だけで2.6kmあるため、観光でもなかなか行けないですよね。別の角度から見るレイクルイーズも歩いた人の特権です。
間近に迫った氷河は大迫力の一言。氷河によって押された堆積物・モレーンの上も歩くことができます。
プレーンオブシックスグレーシャ:トレイル概要
- 距離:10.6km
- 時間:4-5時間
- 高低差:365m
プレーンオブシックスグレーシャ:ギャラリー
レイクルイーズエリアのトレイル③:フェアビュー
カナディアンロッキーで数少ない山頂までハイキングで登ることができるトレイルです。
他のトレイルより急登で体力が必要ですが、トレイルは変化があり様々な景色を見ることができます。
山頂は達成感でいっぱいになること間違いなし。目線の先には氷河があり、そのスケールに圧倒されるはずです。
フェアビュー:トレイル概要
- 距離:10.2km
- 時間:6時間
- 高低差:1013m
フェアビュー:ギャラリー
フェアビューについてはこちらの記事に詳細を記載しています。あわせてお読みください。
レイクルイーズエリアのトレイル④:ラーチバレー
モレーンレイクから湖畔からスタートし、針葉樹の森の中を抜けると唐松(ラーチ)の群生地があります。
9月の黄葉の季節は一面が黄色に染まり、ラーチと間近に迫ったテンピークスは一見の価値ありです。
ミネスティマレイクを目的地としますが、時間と体力に余裕があればセンチネルパスまで行きましょう。更に絶景が待ち構えています。
ラーチバレー:トレイル概要
- 距離:8.6km
- 時間:4-5時間
- 高低差:535m
もしセンチネルパスまで行く場合は
- 距離:10.6km
- 時間:5.5-6時間
- 高低差:725m
です。がれ場となるので注意して歩きましょう。
ラーチバレー:ギャラリー
ラーチバレートレイルの詳細はこちらの記事にまとめています。是非合わせて確認ください。
レイクルイーズエリアのトレイル⑤:コンソレーションレイク
モレーンレイクから手軽に歩くことができるトレイルです。
ラーチバレーまでいく体力のない方には、コンソレーションレイクまでのハイキングは楽しめるでしょう。
モレーンレイクは湖畔沿いを長い距離歩くことはできません。モレーンレイク展望台で景色を堪能した後に、プラスで歩いてみましょう。
コンソレーションレイク:トレイル概要
- 距離:6km
- 時間:2時間
- 高低差:65m
レイクルイーズエリアのアクセス方法
最後にレイクルイーズエリアのアクセスについてご紹介します。
レイクルイーズ:アクセス
レイクルイーズ:車でのアクセス方法
レイクルイーズ湖畔近くの駐車場を利用する場合は、駐車料金として12.25ドルが必要です。
それでも満車な際は、Park&Rideに駐車しレイクルイーズまでのシャトルバスを利用しましょう。
Parks Canada – Getting around the Lake Louise area
レイクルイーズ:公共交通機関のアクセス方法
Roam Transitのルート8X Lake Louise/Banff Expressに乗車
モレーンレイク:アクセス
モレーンレイク:車でのアクセス方法
早朝でない限りモレーンレイクの駐車場に停めることはできません。
Park &Rideに駐車し、モレーンレイク行きのシャトルバスに乗りましょう。
Parks Canada – Getting around the Lake Louise area
モレーンレイク:公共交通機関のアクセス方法
バンフからレイクルイーズビレッジまで
Roam Transitのルート8X Lake Louise/Banff Expressに乗車
レイクルイーズビレッジからモレーンレイクまで
黄葉シーズンのみバンフから直通バスが出ています。
まとめ:カナディアンロッキーの王道ハイキングは満足度高し
カナディアンロッキーの王道エリアである
- レイクルイーズエリアのハイキングスポット
についてご紹介しました。
多くの観光客・ハイカーが訪れる理由が体感できることでしょう。素晴らしい景色が広がっています。
レイクルイーズエリアはもう歩いたという方
他のエリアのトレイルもまとめていますので参考にしてください。
本記事がこれからカナダをトレッキングされる方の一助となれば幸いです。
素敵な山旅を♪
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