- ラダックに到着してすぐに観光しても大丈夫でしょうか?
この質問に対する私の回答は、Noです。
理由が様々ありますが、ラダックは他のエリアより到着してからするべきことがあります。
事前にツアーに予約している場合は旅行代理店が代行してくれることがあります。しかしツアーの場合でも、初日の過ごし方は必須です!!
個人でラダックを観光する場合、①と③は必須。それ以外は必要に応じて行いましょう。
また、ラダック到着日別の過ごし方についてもまとめました。ご参考にしてください。
なお、ラダック地方の特徴については別記事でまとめています。
それではいきましょう!
レー到着後するべきこと4つ
それでは、レー到着後にすることを4つお伝えします。
①→④の順で進んでいきましょう。
- 体を休ませて高度順応する
- SIMカードをゲットする
- パーミットを取得する
- 必要なものを準備する
ひとつずつ確認しましょう。
レー到着後すること①:高度順応
まず最も重要なことは高度順応です。
高山病にならずに高度順応するために、初日は休息することが大切です。
- 宿泊施設から出ない(歩かない)
- 多めの水を飲む
- 高山病予防薬を内服する
などの対策が必要です。
特に
- インド首都デリーから航空機でレーに到着する場合
- 日本から長旅を経てレーに到着した場合
レーで高山病になるリスクが高まります。
高山病の症状としては頭痛や吐き気です。
レーは標高が3500mになるため、到着日は高山病になる方が多いです。
私の経験談
実際私もレー到着初日、高山病になりました。早朝便でレーに到着後ホステルで休息していましtが、昼過ぎに街に行きました。徒歩10分ほどでしたが息切れしその後頭痛がありました。結局初日はずっと頭痛があり食欲不振で夜はご飯が食べられませんでした。
私は予防薬を服用し休息したことで頭痛のみの症状しかなく、翌日は元気になりました。
しかし、ひどい方は嘔吐をしたり病院に搬送される場合もあります。
初日は決して無理しないようにしましょう!
高山病については別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
レー到着後すること②:SIMカード入手
初日ゆっくり過ごし高度順応が済みましたら、次にすることです。
街に行き、SIMカードの入手とパーミット取得をしましょう。
まずはSIMカードの入手です。
- なぜラダックでSIMカードを購入するのか
それはラダックエリアは
- 日本の海外対応WiFi
- 日本の海外対応携帯
これらが圏外だからです。
さらにはインドの他エリアでインドのSIMカードを購入したとしても
- インドの他エリアのプリペイドSIMカードは圏外
です。
(カシミールのエリアのプリペイドSIMは使用できるという情報もあります。詳しくは最新情報を確認ください。)
ラダックの宿泊施設はWiFiがありますが、弱かったり停電時に使用できないことがあります。
また、バイクレンタルする方はWiFiのみではナビ等に不安が残ります。
SIMカードは滞在が長期になればなるほどある方が良いでしょう。
レーでSIMカードが購入できるお店は
です。
ラダックでSIMカード購入時に注意することは別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
レー到着後すること③:パーミット取得
次に必要なのがパーミットの取得です。
ラダックエリアは他国との国境付近にあり臨戦状態のため、いつ何があるか分からない状態です。
そのため、ラダックエリアに住んでいない人は全てパーミットの取得が必要です。
Inner Line Permit (ILP) – LAHDC
パーミットがなければラダックエリアを観光・移動することができません。
各エリアでパーミットのチェックがされています。
パーミット取得方法
外国人はレーに到着してから旅行代理店でパーミットを取得するのが主流です。
価格は700ルピー、半日〜1日で取得できます。
取得の際にはパスポートとビザ番号が必要です。
旅行代理店にお願いする場合、数時間パスポートを預ける必要があります。
なお日曜日はパーミット取得が当日できません。気をつけましょう。
- パーミット: Inner Line Permit (ILP) – LAHDC
- 取得場所:旅行代理店、(オンラインでも可能)
- 価格:700ルピー
- 取得にかかる時間:3時間〜1日
- 必要なもの:パスポート情報、インドビザ番号
また、事前にツアーに予約している場合、ツアー会社がパーミットの取得をしている場合がほとんどです。
詳細はツアー会社に確認しましょう。
インナーラインパーミット取得は、外国人のみならず旅行に来ているインド人も該当します。
インド人は事前にオンラインでパーミットを取得している人が多いです。
Leh Ladakh Autonomous Hill Development Council (LAHDC)の公式サイトから取得できます。
Leh Ladakh Autonomous Hill Development Council
公式からパーミットを取得すると手間と時間がかかりますが安価に取得できます。
パーミットについては別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
レー到着後すること④:必要なものを準備する
最後にラダックエリアで必要なものを準備しましょう。
ラダックエリアは気候・環境的に他のエリアと違うため、持っている装備では足りないことがあります。
基本的に全てのものをラダックで揃えることができます。
特に私が滞在して必要と感じたものは
- 高山病予防薬
- リップクリーム
- サングラス
- 日焼け止め
- 帽子
- 乾燥予防のクリーム(ワセリン等)
- 防寒具
などです。
これに加えてトレッキングやバイクなどのアクティビティをする方はさらに装備が必要です。
ラダックのトレッキングで必要な装備は別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
レー到着初日の過ごし方
次にレー到着初日の過ごし方についてです。
レー初日は
- 高度順応をする
ことが最も大切です。
基本的に宿泊施設でゆっくり過ごしましょう。
宿泊施設で水や高山病予防薬を購入できる場合があります。事前に確認してみましょう。
- 高度順応ができている方
- 長距離移動ではない方
そのような方は街散策できると思います。
レーのメインマーケットは多くのレストランやお店があり、毎日通っても楽しめますよ。
レー到着2日目の過ごし方
初日に高度順応でき、レー到着2日目の過ごし方です。
いよいよ街にくりだしましょう。
オススメは
- SIMカード購入
- パーミット取得
- 街散策
- レー市内観光(Old Castle、Shanti Stupa)
です。
SIMカード購入とパーミット取得申請は午前中に終わらせましょう。
パーミットの取得中は旅行代理店にパスポートを預ける必要があります。
SIMを購入する方はパーミット取得申請の前にSIMを購入しましょう。
その後街のレストランやカフェでランチを食べて、午後は観光してみましょう。
オススメはOld CastleとShanti Stupaです。
どちらも
- メインマーケットから歩いて行ける
- 標高150−200m上がり高度順応できる
- レー市内が一望できる
という特徴があります。
標高が上がるのでプチトレッキングを楽しめます。
これから本格的な観光をする前にとても良い準備になりますよ!
午後の観光が終われば夕方街に戻り、
- パーミットの確認
- シェアタクシーやツアー予約
- バイクレンタル予約
など行いましょう。
また、ローカルバスで観光する方は前日の午前中までに、バスチケットの予約をしましょう。
ヌブラ渓谷やパンゴンレイクはバスターミナルで予約ができますよ。
パンゴンレイク・ヌブラ渓谷へローカルバスで行く方法は別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
レー到着3日目以降の過ごし方
いよいよ3日目から本格的に観光をスタートさせます。
ラダックエリアは広大で様々な観光スポット・トレッキングスポットがあります。
高度順応できており、パーミットの取得が終わっていればどのエリアも大丈夫です!
思いっきり楽しみましょう!
まとめ:到着後に必要なことを準備して観光しよう
ラダックエリアの主要都市であるレーに到着してからすることをまとめました。
他のエリアより少し複雑で難易度は上がりますが、しっかり準備をするとより楽しむことができます。
レーの特徴やTipsについては別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
本記事が今後ラダックを旅する方の一助となれば幸いです。
素敵な山旅を♪
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