【インド】ラダックエリア3つの特徴と旅のTipsまとめ

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  • インドのラダックエリアに興味があるがどのような場所か分からない
  • 何に注意しどのような準備をしたらいいのか分からない

そんな方に向けて、ラダックエリアの特徴についてまとめました。

本記事を読んでいただくと

  • ラダックエリアの特徴
  • 準備すべきこと
  • 気をつけること

などがわかるようになっています。

まず最初に読んでほしいスターターガイドとなっています。

レー到着後の過ごし方・することは別記事でまとめています。

それではいきましょう!

目次

インドラダックの特徴

レーのメインマーケット

まずは私の考えるラダックエリアの特徴についてお伝えします。

ラダックエリアは下記3点のような特徴があります。

  1. インドのリトルチベット
  2. トレッキング天国!ライダー天国!
  3. 標高3500mの街。山に囲まれている

1:インドのリトルチベット

街の観光地に行く僧侶

インド北部のラダック地方は、住人の多くが仏教徒です。

インドは多くの宗教や言語が集まる国家で、ひとつの国と言ってもエリアで雰囲気が全く違いますが、ラダック地方が皆さんがイメージするインドではなくチベットのような雰囲気です。

私自身はチベット自体には行ったことありませんが、チベットとの国境付近のネパールとラダック地方はとても似ていると感じました。

至る所にタルチョがあり、人々は毎日お祈りをします。

また食事に関しても、インドで有名なカレーのみならず、ネパールでよく食べられるモモ(水餃子)も見られます。

2:トレッキング天国!ライダー天国

マルカバレートラック

ラダックエリアはヒマラヤ山脈とラダック山脈などが重なるエリアであり、多くのトレッキングコースがあります

日帰りトレイルから数日のトレイルなど多岐にわたります。今までトレッキングとは縁がない旅行者がデビューすることも多いです。

そしてトレイルの多くは、山の中にある村にホームステイをしながら歩きます。

日常とは切り離された景色が、普段私たちが見ることのない世界が広がっています。

そして、バイクを乗るライダーにも人気のエリアです。

ラダックの街・レーでは沢山の旅行代理店でバイクレンタルが可能で、国内外からライダーたちが集まります。

3:標高3500mの街、山に囲まれている

レーの街

ラダック地方の最後の特徴は標高が高いということです。

主要都市であるレーは標高3500m・富士山でいうと8合目を超える場所にあります。

そのため高山病のリスクがあります。

実際に私もありました。日本からデリーを経由してレーに入った際、初日はひどい頭痛に襲われました。

高山病対策としては

  • 初日は休む(観光しない)
  • 水をたくさん飲む
  • 予防薬を服用する(ダイアモックスは日本で保険適応外で購入可能、インドでも購入可能)

などがあります。

高山病の詳細は別記事でまとめています。合わせてご確認ください。

山々に囲まれている中でも幹線道路はきちんとメンテナンスされています。さらには、ドライビングテクニックを屈指して、道路の中で世界一標高が高い地点に行くことができます。

また、山に囲まれているエリアになるため、観光の際にクネクネの山道を上がっていくことがあります。

乗り物酔いしやすい人はきちんと対策をしましょう。私は乗り物酔いしやすいタイプですが、想像より山道で酔いませんでした。それでも2回ほど乗り物酔いの薬を飲んで対策をしました。

バイクを運転される方は未舗装の道もあるため、ゆっくり気をつけて運転しましょう。

ラダックの気候について

レー宿泊施設からの景色

次にラダックの気候についてお伝えします。

気候の特徴(乾燥・紫外線・気温)

ラダックの気候の特徴としては3つあります

  • 乾燥している
  • 紫外線が強い
  • 夏でも夜は肌寒い

乾燥は他のエリアに比べる相当あります。夏は体感温度が涼しく湿気がないため快適に過ごせます洗濯物がすぐ乾くという良い面もあります。乾燥で鼻や唇が切れたりすることも。特にリップクリームは必須です。また、鼻の中が乾燥により切れたり鼻血が出ることもあります。

ラダックエリアは標高が高いこともあり、紫外線が強いです。気温が高くなくても紫外線が強いため、日差しが強いです。日焼け止めとサングラスは必須です。

ラダックエリアは夜になると気温は15度程度になります。さらに標高が高くなると寒くなります。トレッキングやバイクに乗る際は防寒対策をしっかりとするようにしましょう。

必要な持ち物は別記事にまとめています。合わせてご確認ください。

乾季や雨季はある?

ラダックエリアは降水量が年間を通して少なく基本天気が良いです。

しかし悪天候になると簡単に様々なトラブルが起こります

悪天候時に起こると予想される3つについてご紹介します。

  • 停電
  • フライトキャンセル
  • 土砂くずれ

悪天候時のトラブル①:停電

少し風が強くなったり雨が降ると停電になることが多いです。長ければ1日停電のこともあります。発電機のあるお店は問題ないですが、発電機がない場合はすべての電気やWiFiが止ります。また場所によっては計画停電をしているエリアもあります。

悪天候時のトラブル②:フライトキャンセル

レーの空港は山の中にあるため、悪天候時はフライトキャンセルが常です。天候は昼になる程悪化する傾向があるため、早朝フライトより昼のフライトの方がキャンセルが多いです。特に帰国時には注意が必要です。フライトキャンセルを想定して、デリーで乗り継ぐ際には1日−2日ほど余裕を持つようにしましょう!ギリギリの行程にしないようにしてください!

悪天候時のトラブル③:土砂崩れ

ラダックの土壌は痩せている場所が多く、また木などの植物がないエリアも多いです。その際、一旦雨が降ると容易に土砂崩れ等が発生してしまいます。時には道路が土砂崩れで通行止めになることもあります。

ラダックの治安について

メインマーケットでは多くのお店が並ぶ

次にラダックの治安についてお伝えします。

インドの他エリアに比べると治安がいい

ラダックはインドの他エリアと比べると圧倒的に治安がいいです!仏教徒が多く、あまり観光客を騙すという人がいません

仏教の教えである「良いことは自分に良いように返ってくる、悪いことは自分に返ってくる」これに倣っている方が多いです。

マーケットのお店でも法外に商品をぼったくることはないです。(場所によっては値段交渉できます。)

道など分からないことがあっても、見返りを求めず親切に教えてくれることが多いです。

しかしながら日本と比べるともちろん治安は良くないです。特に夜は身をつけましょう。

また、ラダックはインド人の国内旅行先としても大人気のエリアです。国内旅行ができるインド人は金銭的に余裕がある方が多いため、他人を騙したりすることもないです。良い友人ができると思いますよ!

ラダックの言葉「ジュレー」を覚えよう

ラダック語「ジュレー」という言葉は様々な意味があり、「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」など色々なシュチュエーションで使用できます。これだけはしっかりおさえましょう!

他国との国境付近のため最新情報を得ること!

ラダックエリアの住民は優しいことが多いですが、エリアとして注意が必要です。ラダックエリアは中国やパキスタンとの国境と近く、常に各国は緊張状態にあります。そのためラダックエリアには多くの軍隊の基地があり、いつ何があるか分かりません。

常に最新情報を得ることを心がけましょう。

特に下記のことに注意しましょう!

  • 観光の際にパーミットが必要
  • 軍の基地は基本的に写真を撮らない(スパイと思われます、、)
  • インドの他エリアのプリペイドSIMは利用できない(ラダックエリアのSIM購入が必要
  • GPSの持ち込みは最新情報を確認

詳細は別記事でまとめています。合わせて確認ください。

ラダックの衛生面について

山の中の家でホームステイ

次にラダックの衛生面についてです。

街のゴミなど

個人的にインドの他エリアより綺麗です。メインマーケットでは、毎日のように清掃が入っており、ゴミも少ないです。

食事について

食事はチベット料理が多く、ナマモノ少ないです。また煮込み料理が多く、油を使った料理は他と比べると少ないです。そのためお腹を壊すこともあまりありません。(もちろん壊すこともあります。)

水について

水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを購入するようにしましょう。宿泊施設によってはウォーターサーバーを置いている所もあります。高山病対策のため、水がしっかり飲みましょう。

トレッキングの際は、山の水は宿泊施設でフィルターを通しており安全です。それでも気になる場合は、ご自身で濾過した水を飲んだり、水を綺麗にする薬を使用しましょう。

トイレについて

レーの街のトイレのほとんどが水洗です。洋式もあれば和式もあります。

山の中のホームステイ先は水洗トイレはほぼありません。穴が掘っているだけというトイレも多いです。携帯できる消毒液を持ち歩きましょう。

ラダックの物価について

チベット料理と紅茶

最後にラダックの物価についてです。

ラダックエリアは基本的にインドの他エリアより割高です。

外食は日本より少し安い、もしくはほとんど変わりません

宿泊施設は日本と比べると半額〜1/3です。(2024年現在)

バス等の公共交通機関は日本と比べると安いですが、ツアーやタクシーについてはお値段がかかります。

ご自身の旅のスタイルと日程で予算を決めましょう。

まとめ:ラダックエリアの特徴を捉えて準備しよう

ラダックエリアの特徴をインドの他エリアとの比較や日本と比較しお伝えしました。

立地的特徴や気候的特徴をふまえて、しっかり準備をしましょう。

必要な持ち物やパーミット等については別記事でまとめています。

本記事がこれからラダックエリアに行く方の一助となれば幸いです。

素敵な旅を♪

おはぎ
山と旅が好きな30代おひとり様。
世界49カ国を旅して24カ国のトレイルを歩く。
今は神奈川県で、自由に旅を行ける時間を確保しつつ働いています。

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