- ラダック観光に必要なパーミットってなに?
本記事では、ラダックを観光するにあたり忘れがちなパーミットについてお届けします。
なぜパーミットが必要か
まず、なぜラダックではパーミットが必要か確認しましょう。
それはラダックの位置関係に起因しています。
ラダックエリアは中国やパキスタンと国境を接しており、常に各国は緊張状態にあります。
また、軍用基地が数多くあり、いつ何があるか分かりません。
他国のスパイと勘違いされる行動(基地の写真を無断に撮るなど)はNGです!!
そのため、ラダックを観光する際にはインナーラインパーミット(ILP)を取得する必要があります。
Inner Line Permit (ILP) – LAHDC
このパーミットはラダックに住んでいない人は全て必要です。
外国人はもちろんのこと、インド人の国内旅行者も必要となっています。
パーミットについて
ラダックエリアに住んでいない人は全てパーミットの取得が必要です。
パーミットがなければラダックエリアを観光・移動することができません。
各エリアでパーミットのチェックがされています。
インナーラインパーミット(ILP)概要
- パーミット: Inner Line Permit (ILP) – LAHDC
- 取得場所:オンライン、旅行代理店
- 必要エリア:レー市内、パンゴンレイク、ツォモリリ、ヌブラ渓谷などなど
- 期限:15日間
- 延長:追加料金支払えば延長可能
- 必要なもの:パスポート情報、インドビザ番号
パーミットチェックがある場所
パーミットチェックはレーから各エリアに行く時にあります。
私が確認したのは下記3エリア
- ヌブラ渓谷:途中2箇所
- パンゴンレイク:途中3箇所
- マナリへの道:Upshi
です。
なお、各観光地からレーに戻るときはパーミットチェックはありません。
パーミットチェック時
基本的にバスやタクシー・バイクから降りて申請に行きます。
必要なものは2つ
- パーミットのコピー
- パスポート
です。
パーミットのコピーはそのまま回収されます。パンゴンレイクは3箇所のチェックのうち2箇所で回収されました。
多めにコピーを持っておきましょう。
旅行代理店で申請した場合、原本と一緒にコピーを3部以上もらえることが多いです。
その他、バスに係員が乗り込みパーミットの確認もありました。
その際パーミットコピーの回収はありませんでした。
パーミットの取得方法
パーミットの取得方法は2種類あります。
- 事前にオンラインで取得
- ラダックエリアに到着してから取得
それぞれ確認しましょう。
事前にオンラインで取得
ILAHDCのホームページから事前にオンラインで取得する方法です。
行きたい場所を選び、それに応じて申請します。
申請してから時間がかかると言われているため、レー到着前に申請しておきましょう。
多くのインド人国内旅行者は事前にオンライン申請をしていました。
一方、外国人観光客はビザ番号の入力の関係から、ラダックに到着後旅行代理店を通して申請していた印象です。
実際に私もレーに到着してから旅行代理店経由で申請しました。
オンラインで申請する場合、Leh Ladakh Autonomous Hill Development Council (LAHDC)の公式サイトから取得できます。
Leh Ladakh Autonomous Hill Development Council
公式からパーミットを取得すると手間と時間がかかりますが安価に取得できます。
また、旅行代理店で全エリアを一括申請しますが、オンラインで申請する場合自分がいくエリアのみ申請も可能です。
レーに到着してから取得
外国人はレーに到着してから旅行代理店でパーミットを取得するのが主流です。
価格は700ルピー、半日〜1日で取得できます。
取得の際にはパスポートとビザ番号が必要です。
旅行代理店にお願いする場合、数時間パスポートを預ける必要があります。
なお日曜日はパーミット取得が当日できません。気をつけましょう。
また、事前にツアーに予約している場合、ツアー会社がパーミットの取得をしている場合がほとんどです。
詳細はツアー会社に確認しましょう。
- パーミット: Inner Line Permit (ILP) – LAHDC
- 取得場所:旅行代理店、事前にオンラインでも可能)
- 価格:700ルピー(代理申請の場合)
- 取得にかかる時間:3時間〜1日
- 必要なもの:パスポート情報、インドビザ番号
パーミット取得のTips(レー到着後)
最後にレー到着した際のパーミット取得のTipsをお届けします。
- 申請する人が1人の場合、人気の旅行代理店で申請する
- レー到着日が土曜日以外の場合、2日目に申請
- レー到着日が土曜日以の場合、初日に申請
それぞれ確認しましょう。
1人申請の場合、人気の旅行代理店でする
通常、旅行代理店がILPを代理申請する場合1人ではできません。
他の申請者と合わせて一括申請します。
そのため1人で申請する場合、他にもその日に申請する人がいる大手旅行代理店の方がいいでしょう。
旅行代理店で代表的なのが、レーのメインマーケットにあるAncient TracksやYak Travelsです。
レー到着日が土曜日以外の場合
レー到着日が土曜日以外の場合は、まず到着初日は特に何もせず高度順応をしましょう。
翌日朝に旅行代理店にパスポートを預けて市内観光がいいでしょう。
また、必要な方はSIMの準備やお金の準備をしましょう。
夕方にはパーミットができています。
3日目からパンゴンレイク等パーミットが必要な観光地に行くことができます。
- 到着日:高度順応
- 2日目:パーミット取得、レー市内観光
- 3日目:ラダックエリア観光等
レー到着日が土曜日の場合
通常、初日は高度順応のため宿泊施設でゆっくりするべきですが、レー到着が土曜日の場合例外です。
翌日は日曜日でありパーミットの申請ができません。そのためレー到着3日目以降になってしまいます。
ラダックエリアの滞在が長い方なら特に問題ないでしょう。
しかしラダック滞在日数が限られている方は時間がもったいないです。
できればレー到着日である土曜日中にパーミットの申請をしてしまいましょう。
- 到着日:高度順応、パーミット取得
- 2日目:レー市内観光
- 3日目:ラダックエリア観光
レー到着後すべきことは別記事でまとめています。合わせてご確認ください。
また、ラダックのプランニングガイドもまとめています。ご確認ください。
まとめ:パーミットを取得してから観光しよう
ラダックエリアを観光するにあたって必要なパーミットについて解説しました。
ラダック観光に必須のため必ず取得しましょう。
また、事前にツアーに申し込んでいる場合、旅行代理店が事前にパーミットを取得しているので問題ありません。
そのほかのラダックの記事も沢山あります。是非合わせて読んでみてください!
本記事がこれからラダックエリアを観光する方の一助となれば幸いです。
素敵な山旅を♪
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