- ドロミテで山頂まで行けるトレイルを歩いてみたい
- 森林限界を超えた、荒々しい景色を体感したい
そんな方におすすめのトレイルがあります。
それが
- ラガッツォイ(Lagazuoi)トレッキング
です。
本記事では実際に管理人が歩いた経験を基にして
- ラガッツォイの特徴
- アクセス方法
- トレッキングレポート
についてお届けします。
それではいきましょう!
ラガッツォイ:4つの特徴

ラガッツォイ(Lagazuoi)とは、ファルツァレーゴ峠のそばにそびえる標高2,835mの山です。
第一次世界大戦の激戦地としての歴史を持ち、山中には当時のトンネルがそのまま残っています。
ロープウェイが整備されており、ドロミテを代表する観光スポットのひとつです。
ラガッツォイの特徴は4つあります。
- ドロミテで珍しい、山頂まで行けるトレイル
- 森林限界を超えた先に広がる雄大な景色
- 様々なルートがある
- 公共交通機関でアクセスできる
ひとつずつ確認しましょう。
ラガッツォイの特徴①:ドロミテで珍しい山頂まで行けるトレイル
ラガッツォイは、ドロミテのなかでは珍しい「山頂を目指せるトレイル」です。
ドロミテのトレイルは山の麓や中腹を歩くものが多いですが、ラガッツォイは山頂まで整備された道が続きます。
山頂付近は切り立った地形が続き、アルペンムードが満点です。
ほとんどの人はロープウェイで山頂まで上がるルートを選びますが、登山口から歩いて登るルートもあります。
実際に私が下山しているとき、韓国人の登山グループが歩いて登ってくるのを見かけました。「山頂を自分の足で踏みたい!」という気持ち、山好きにはたまらないですよね。
登山口から山頂まで歩いて登りたい方にも、ロープウェイで手軽に山頂を目指したい方にも対応できるのがラガッツォイの魅力です。
ラガッツォイの特徴②:森林限界を超えた先に広がる雄大な景色
山頂付近は、完全に森林限界を超えた世界が広がっています。
標高3,000m近くということもあり、木々は一切なく、荒野のような景色が広がります。
風も強く、気温も低め。
ただそれがまた、他のトレイルでは味わえない荒々しさと畏れ多さを演出してくれます。
「あ、この感じ好きかも」と思わず感じてしまう、そんな景色が待っています。
ラガッツォイの特徴③:様々なルートがある
ラガッツォイには複数のルートがあり、自分の体力や目的に合わせて選ぶことができます。
最もポピュラーなのは、ロープウェイで山頂まで上がるルートです。
また、トンネル(第一次世界大戦時代の坑道)を通るルートもありますが、こちらは難易度が高くヘルメットが必要です。
さらにこのエリアは、ドロミテを縦断するロングトレイル「Alta Via 1(AV1)」のルート上にもあります。
AV1はドロミテを南北につなぐ有名なロングトレイルで、ラガッツォイはその途中に位置しています。
いつかロングトレイルに挑戦したい方は、ここを歩きながらその雰囲気を少し感じることができますよ。
ラガッツォイの特徴④:公共交通機関でアクセスできる
ラガッツォイの登山口であるファルツァレーゴ峠(Passo Falzarego)へは、コルティナからバスで行くことができます。
レンタカーなしでもアクセスできるのは、個人旅行者にとって大きなメリットです。
ラガッツォイ:トレイル詳細

ラガッツォイ:トレイル概要
- 距離:5km
- 標高差:登り56m・下り720m(ロープウェイ利用・下り歩きの場合)
- 所要時間:約2時間
- 難易度:★★★☆☆
私が歩いたコース
- 登り:ロープウェイで山頂へ
- 下り:歩いてファルツァレーゴ峠まで下山
ラガッツォイ:アクセス
コルティナからドロミテバスに乗り、ファルツァレーゴ峠(Passo Falzarego)で下車します。
運行時間やタイムテーブルはドロミテバスのホームページを確認ください。
ロープウェイのチケットは峠のチケット売り場で購入できます(片道19€)。
ラガッツォイ:季節
- 6月〜9月
夏の時期がハイキングのベストシーズンです。
私は7月の繁忙期に行きました。
天気があまり良くなかったのもあり、ロープウェイは並ばずスムーズでした。
ラガッツォイ:持ち物
基本的に日本で日帰りハイキングをする持ち物で問題ないでしょう。
標高が高いため風が強く、ウインドブレーカーなどはあったほうがいいです。
ラガッツォイ:トレッキングレポート

最後に実際に歩いた際のトレッキングレポートをお届けします。
コルティナ→ファルツァレーゴ峠
9:35頃、バスターミナルへ向かいます。
バス停では今日も日本人の方たちと遭遇。オペラと山を見にイタリアを旅している女性4人組で、個人旅行でここまで来ているのがなんとも頼もしい。
10:40頃、ファルツァレーゴ峠に到着。
まず明後日のバス時刻表をチェックし、ロープウェイのチケットを購入(19€)。
トイレを済ませていよいよスタートです!



ロープウェイで山頂へ
山頂に降り立った瞬間、景色が一変します。
めちゃくちゃ寒い。風も強い。
そしてあたり一面、完全に森林限界を超えた荒野が広がっています。
標高3,000m近いこのエリアは、木々が一切なく、荒々しくも畏れ多い空気が漂っています。
「あ、この感じ好きかも」と思わず感じてしまいました。
このエリアはAlta Via 1(AV1)のルート上でもあります。歩きながら「いつかロングトレイルもやってみたいな」と改めて思いました。



山頂周辺を散策
山頂付近の道は整備されていて歩きやすく、一部切り立った箇所もありますがしっかりした道が続きます。
途中でトンネルを発見。第一次世界大戦時代の隠れ場所で、覗き窓と銃がそのまま残っていました。ちょっとお城のような雰囲気です。
山頂まで往復約30分。下を見るとどんどん登ってくる人がいて、道迷いの心配もなし。AllTrailsも安心材料になりました。
韓国の登山グループが元気よく歩いて登ってくるのを見て、ちょっと羨ましくなったり。笑
今日は本来レストデイだったのに歩いているのだから、「降りるだけで十分!」と自分に言い聞かせます。






歩いて下山
下山ルートはザレた道が続きますが、ゆっくり降りれば問題ありません。
葛折りの急な下りをこなすと、道が少しフラットになってきます。
ショートカットの道もありますが、めちゃくちゃ急なのでルート通りが安全です。
トラバースで遠回りになりますが、基本的に安心して歩けます。
一箇所だけ崩れているところがありましたが、それ以外は問題なし。
401と402の分岐では看板をしっかり確認。「Passo Falzarego」の表示が出ているので迷うことはありません。
ぐるっと回って少し登り返してからまた葛折りで降りていくと、鎖場のあるトレイルと合流。少年とお父さんが鎖場を降りてくるのを見て思わず「すごすぎる!」と感激。クライマーたちもどんどん降りてきました。
このあたりまで来ると森林帯に入り、傾斜もゆるやかになります。
バスの時間を気にしながら歩き、どうしてもお腹が空いたので途中でお昼休憩。そのまま下山を再開し、楽しく歩ききりました。









まとめ:ドロミテで山頂を目指そう
ラガッツォイは、ドロミテらしい絶景と、山頂ならではの荒々しさを同時に楽しめるトレイルです。
ロープウェイを使えば体力に自信がない方でも山頂からの景色を満喫できますし、歩いて下山すれば達成感もしっかり味わえます。
公共交通機関でアクセスできるのも嬉しいポイントです。
ぜひ天気のいい日を狙って訪れてみてください。
その他、コルティナ周辺のトレイルは別記事にまとめています。合わせてご確認ください。

素敵な山旅を♪


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