- 氷河を見ながらトレッキングがしてみたい
- バンフからジャスパーに行く予定だ
- レンタカーで泊まりながらゆっくり時間をかけたい
そんな方には、93号線(アイスフィールドパークウェイ)沿いにあるトレイルがオススメです。
バンフから離れていますが、日帰り可能エリアです。
ゆっくり行きたい場合は宿泊推奨!途中で宿泊すると、更に多くの観光地やトレイルを歩けるでしょう。
そんな魅力満載の93号線(アイスフィールドパークウェイ)オススメのトレイルをまとめました。
難易度別にまとめているのでご参考にしてください。
93号線(アイスフィールドパクウェイ)とは
93号線(アイスフィールドパークウェイ)とはどこでしょうか。
93号線(アイスフィールドパークウェイ)は、レイクルイーズからジャスパーの街を結ぶ観光道路です。
レイクルイーズから行くと、2つの大きな峠を越えて、標高は2000mを超えジャスパー国立公園へ。
その道中は、切り立った山々と氷河、湖が立ち並び、絵画の世界が広がっています。
ジャスパー国立公園に入ると見えるアサバスカ氷河。ここでは、雪上車に乗って氷河の上に立つことができる人気観光地:コロンビア大氷原雪上車ツアーやスカイウォークを楽しむことができます。
その後、ジャスパーの街に向けて北上すると、道中にはアサバスカ滝やサンワプタ滝など有名観光地があります。
この230kmの道は、世界で最も美しい観光道路として知られています。
93号線(アイスフィールドパークウェイ)トレイルの特徴
そんな93号線(アイスフィールドパークウェイ)には数多くのトレイルがあります。
Parks Canada – Day hikes on the Icefields Parkway
次に、93号線(アイスフィールドパークウェイ)トレイルの特徴についてまとめました。
私が考える特徴は下記4つです。
- 氷河や湖が見える大絶景
- バンフやレイクルイーズと離れている
- トレイルヘッド(登山口)まで車が必要
- 観光とセットで行くことができる
ひとつずつ確認していきましょう。
93号線(アイスフィールドパークウェイ)トレイルの特徴①:氷河や湖が見える大絶景
93号線は、レイクルイーズから更に標高を上げる場所が多く、氷河や湖を間近で見ることができます。
特にコロンビア大氷原が近くにあるトレイルは、本当に氷河が近い!その迫力に圧倒されること間違いなしです。
また、氷河が見えなくても、美しいカナダらしい湖や景色をみることができます。
遠くまで来たからこその秘境感を味わえるでしょう。
93号線(アイスフィールドパークウェイ)トレイルの特徴②:バンフやレイクルイーズと離れている
アイスフィールドパークウェイはバンフから50〜100km離れています。
遠くなりますが、バンフ近郊とは違う山々が広がっています。
運転や移動は大変です。しかし、「遠くに来た!はるばる来た」感を味わえること間違いなしです。
また、バンフとは天気が違うことがあります。例えばバンフが暑い・バンフがスモークにかかっている、このような状態の時でもアイスフィールドパークウェイは全然違うことも。
選択肢のひとつとしてハイキングを諦めないですみますよ。
93号線(アイスフィールドパークウェイ)トレイルの特徴③:トレイルヘッド(登山口)まで車が必要
3つ目の特徴は登山口まで車が必要ということです。
また周辺は電波も入らず、お店等ほぼありません。(レイクルイーズージャスパーの中間にクロッシングというサービスエリアがあるくらいです)
バンフやレイクルイーズ・ジャスパーなど街で食料等を仕入れる必要があります。
大変ではありますが、裏を返すと、日常では味わえない特別な場所です。
是非、非日常のトレイルを道中の景色やドライブ含めて楽しんでください。
93号線(アイスフィールドパークウェイ)トレイルの特徴④:観光とセットで行くことができる
アイスフィールドパークウェイのトレイルは、観光とセットで楽しむことができます。
バンフから日帰りの場合は、時間的にタイトですが、それでもボウレイクやクロウフット氷河など、道中にある有名観光地を楽しむことができます。
また、アサバスカ氷河近くのトレイルと雪上車を合わせて行くこともできます。その際は事前に雪上車の予約をするようにしましょう。
道中のキャンプ場で1泊する場合、観光もゆっくりできること間違いなし!
アイスフィールドパークウェイは、観光だけでも1日で終わらないくらい魅力だらけの場所です。
是非、コロンビア大氷原雪上車ツアーの記事も参考にしてください。
93号線(アイスフィールドパークウェイ)トレイル:5つのオススメ
それでは、93号線(アイスフィールドパークウェイ)のオススメトレイルを5つご紹介します。
難易度別に
- ボウサミットルックアウト
- ボウグレーシャフォールズ
- パーカーリッジ
- ウィルコックスパス
- ヘレンレイク
そして、プラスαで現地に慣れている方におすすめの
- (プラスα)バウンダリーピーク
についてもお届けします。
大まかな位置関係はこのようになっています。
それでは詳細をみていきましょう。
93号線(アイスフィールド)のトレイル①:ボウサミットルックアウト
93号線前半で最も標高が高い地点・ボウ峠から、ペイトーレイク展望地へのトレイルです。
カナディアンロッキーの数ある湖のなかでも美しいと評判のペイトーレイクを、ゆっくり堪能できること間違いなし。
また反対側にはボウレイクも見ることができます。
ボウサミットルックアウト:トレイル概要
- 距離:5.8km
- 時間:2時間30分
- 高低差:230m
ボウサミットルックアウト:アクセス
ボウサミットルックアウト:ギャラリー
93号線(アイスフィールド)のトレイル②:ボウグレーシャ・フォールズ
ボウレイク湖畔沿いを歩いていき、ボウ氷河に近づいていくトレイルです。
距離は長いですが、高低差はほとんどなく歩きやすいです。
ボウ氷河と氷河が溶け出て滝になっている景色を見ることができます。
個人的には山火事で眺望が悪い・でもハイキングをしたい方にはオススメです。
ボウグレーシャフォールズ:トレイル概要
- 距離:9.2km
- 時間:3時間
- 高低差:95m
ボウグレーシャフォールズ:アクセス
ボウグレーシャフォールズ:ギャラリー
93号線(アイスフィールド)のトレイル③:パーカーリッジ
サスカチュワン氷河を見ることができる人気トレイルです。
トレイルは比較的歩きやすく、つづらおりの道を上がって行くと一気に眺望が良くなり、飽きることなくずっと楽しめます。
サスカチュワン氷河を見られる展望地までは少しスリリングな場所も。
身近なトレイルですが、どんな方でも楽しめること間違いないです。
パーカーリッジ:トレイル概要
- 距離:5.4km
- 時間:2時間30分〜3時間
- 高低差:350m
パーカーリッジ:アクセス
パーカーリッジ:ギャラリー
93号線(アイスフィールド)のトレイル④:ウィルコックスパス
アサバスカ氷河やアンドロメダ氷河が間近に見られるトレイルです。
登山口から30分ほど森を歩くと、その後は一気に視界が開けます。
40分ほどの所にある赤い椅子まででも十分に景色は良いですが、余力があれば上まで行ってみましょう。
距離は長くなりますが、峠の先の違う惑星に来たような景色も絶景ですよ。
ウィルコックスパス:トレイル概要
- 距離:8km
- 時間:3時間〜4時間
- 高低差:335m
ウィルコックスパス:アクセス
ウィルコックスパス:ギャラリー
93号線(アイスフィールド)のトレイル⑤:ヘレンレイク
ヘレンレイクまで歩くトレイルです。初夏には多くの高山植物を見ることができ、地元の方からの人気のトレイルです。
途中、ボウレイクやクロウフット氷河を見ることできます。
森を抜け森林限界を超えてからは、ドロミテピークと高山植物の美しい景色を見ることができます。
距離が長く歩きごたえがありますが、比較的バンフから近いため日帰りも問題なく行けるでしょう。
ヘレンレイク:トレイル概要
- 距離:12km
- 時間:5時間〜5時間半
- 高低差:500m
ヘレンレイク:アクセス
ヘレンレイク:ギャラリー
【番外編】93号線(アイスフィールド)のトレイル:バウンダリーピーク
一般的なトレイル本には書いていない穴場トレイル。
山頂はバンフとジャスパーの境界となり、間近に迫る氷河は圧巻の一言です。
しかし、急登が続き道迷いをしやすい所があり、初心者には不向きです。
また、手足を使用してよじ登るスクランブルが必要となるので、カナダのスクランブル経験者やバンフ滞在中の方にオススメです。
バウンダリーピーク:トレイル概要
- 距離:7.6km
- 時間:5時間30分〜6時間
- 高低差:930m
バウンダリーピーク:アクセス
バウンダリーピーク:ギャラリー
まとめ:湖や氷河など魅力にあふれるトレイルを歩こう
93号線(アイスフィールドパークウェイ)のトレイルについてご紹介しました。
氷河や湖が美しく、難易度も様々ですので、多くの方が歩きたい場所が見つかればと思っています。
本記事がこれからカナダを旅される方の一助となれば幸いです。
その他のエリアについてもまとめています。
素敵な山旅を♪
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