- ビザが何か分からない
- ビザは絶対に必要なの?
- ビザの申請方法か何?
本記事はそのような方に向けて
- ビザとパスポートの違い
- 観光ビザが必要な国と必要でない国
についてまとめました。
それでは行きましょう。
ビザとは何か?パスポートとの違い
まずはビザとは何か?についてお届けします。
ビザはそれぞれの国が渡航者に発行している入国許可証です。
それぞれの国は自国に外国人が入国する前に、その人が入国しても問題ない人間なのかを審査します。
確かに、どんな素情の人か分からなければ何かあった時に大変ですもんね。
そのため私たちは海外に渡航する間にビザを申請する必要があります。
基本的にビザは渡航前に申請して、事前に審査されます。
入国しても問題ない人物と判断されると、ビザ(許可証)が発行され、私たちは他国に入国できます。
ビザとは?
渡航先の国が発行する入国許可証
一方、パスポートは海外において自分の身分を証明できるものです。いわゆる身分証明証です。
パスポートとは?
世界中で使用できる身分証明証
なんとなくビザについてイメージできたでしょうか。
では
- ビザは必ず必要なのか
- どのような時に必要なのか
もう少し深掘りしていきたいと思います。
ビザの種類:自分に必要なビザの見分け方
次にビザについてもう少し詳しくお伝えします。
ビザには大きく4つの種類があり、渡航目的により取得するビザが違います。
- 観光ビザ
- 学生ビザ
- 商用ビザ
- 就労ビザ
観光ビザとその他ビザ
一般的に旅行で入国する場合は観光ビザを取得します。
観光ビザ以外に、留学や就労など長期滞在のためには別のビザを取得する必要があります。
留学の際に発行されるのが学生ビザです。長期で海外の学校へ留学する場合はこちらのビザを取得します。
またその他に、商用ビザと就労ビザがあります。
商用ビザは、日本国内の企業に勤めている方が海外で勤務する場合に必要です。
一方、就労ビザは渡航先の国で就労する際に必要です。現地の会社に雇われる場合はこちらになります。
18−30歳の方はワーキングホリデービザも!
ワーキングホリデーという言葉をご存知でしょうか。
ワーキングホリデービザは日本と取り決められた国が発行しているビザです。
対象は18歳から30歳までの人ですが、なんと滞在期間中に就労することができます!
さらに基本1年間の滞在が可能です。(国によっては2年もあります。)
ロングトレイルをしたい方はワーキングホリデービザの取得もご検討ください!
ワーキングホリデービザを取得する例
18−30歳の方でニュージーランドにロングトレイルで渡航される場合、ワーキングホリデービザを利用されることをおすすめします!
ワーキングホリデー対応国については外務省のホームページをご確認ください。
私も過去に2カ国ワーキングホリデービザを利用したことがあります。
ワーキングホリデーについては別記事にまとめています。合わせてご確認ください。
様々なビザをご紹介しましたが、ほとんどの人は観光ビザを取得することになるかと思います。
次から観光ビザにフォーカスをあてて、観光ビザが必要な国と必要でない国に分けてご紹介します。
観光ビザが必要ない国
まずは観光ビザが必要ない国についてです。
実は日本のパスポートはとても優秀です!日本人というだけで信頼してもらえ、ビザが必要ない国が多くあります。
なんと日本のパスポートは190カ国以上の国で観光ビザが免除されています!!!
(先代の日本人が築き上げてくれたお陰ですね!本当に感謝!)
なお、短期滞在や観光目的の場合はビザの免除が可能だけど、長期滞在や商用目的の場合はビザが必要な国もあります。
詳細はご自身でしっかり確認しましょう。
入国に必要なもの
ビザはいらないけど、他に何もいらないかと言われると、そうではありません。
パスポートがあれば大丈夫じゃないの?と思われる方もいると思いますが、それだけでは入国できない国もあります。
- パスポート残存期間
- 電子渡航認証(一部の国)
- 出国航空券
- 海外旅行保険(一部の国)
これらの条件を満たして入国できる場合があります。
電子渡航認証とは
電子渡航認証とは、ビザではないけど取得が必要なものです。
事前にオンラインでパスポート情報や渡航情報を入力し渡航の許可をもらいます。
Webで申請する簡易な観光ビザを思ってください。
現在、電子渡航認証が必要な国をまとめました。なお、ヨーロッパは2025年から必要のようです。
電子渡航認証が必要な国
- アメリカ:ESTA
- カナダ:eTA
- オーストラリア:ETAS
- ニュージーランド:NZeTA
- スリランカ:ETA
- 韓国:K-ETA(2025年免除中)
- ケニア:eTA
- イギリス:ETA
- ヨーロッパ対象国:ETIAS(2025年より)
下記によく利用する国をまとめています。
アメリカ | カナダ | オーストラリア | ニュージーランド | イギリス | |
電子渡航認証 | ESTA | eTA | ETAS | NZeTA | ETA |
滞在日数 | 90日滞在 | 6ヶ月滞在 | 3ヶ月滞在 | 3ヶ月滞在 | 6ヶ月滞在 |
有効期限 | 2年 | 5年 | 1年 | 2年 | 2年 |
価格 | 21USドル | 7CAドル | 20AUSドル | 10ポンド | |
その他 | 72時間前に申請 | 3営業日かかる |
電子渡航認証の注意!
アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなどは乗り継ぎだけでも電子渡航認証を申請する必要があります!ご注意ください!
観光ビザが必要な国
次に観光ビザが必要な国についてです。
エリアごとに分けましたのでご確認ください。
観光ビザが必要な国:アジア
- インド共和国
- インドネシア共和国
- カンボジア王国
- 北朝鮮
- ネパール
- パキスタン・イスラム共和国
- バングラデシュ人民共和国
- 東ティモール民主共和国
- ブータン王国
- ミャンマー連邦共和国
- モルディブ共和国
観光ビザが必要な国:中東
- アラブ首長国連邦
- イラク共和国
- オマーン国
- クウェート国
- サウジアラビア王国
- バーレーン王国
- ヨルダンハシェミット王国
- レバノン共和国
観光ビザが必要な国:欧州
- アゼルバイジャン共和国
- トルクメニスタン
- ロシア連邦
観光ビザが必要な国:北中南米
- キューバ共和国
- プエルトリコ自治連邦区
- スナリム共和国
アフリカについて
アフリカは多くの国がビザ必要のため、ここでは割愛します。(すみません)
ザンビア共和国、セネガル共和国、チュニジア共和国、ナミビア共和国、ボツワナ共和国、南アフリカ共和国、モーリシャス共和国、モロッコ王国、レソト王国は観光ビザが必要ないです。
アライバルビザについて
観光ビザがが必要な国でも、空港に到着してからビザを取得できる国もあります。
これをアライバルビザ・VISA on Arrval(VOA)といいます。
アライバルビザがあれば、事前申請等必要ないため、準備が少なくて済みますね。
アライバルビザがある国の一例です。
- インド共和国
- インドネシア共和国
- カンボジア王国
- 東ティモール民主共和国(領事館でビザ発行なし)
- エジプト・アラブ共和国
- バーレーン王国
- ヨルダンハシェミット王国
- レバノン共和国
大抵はアライバルビザで問題ありませんが、一部地域ではアライバルビザで注意点があります。
私が2025年、インドに行った時の話です。アライバルビザで入国しましたが、アライバルビザでラダックエリアのSIMカードが購入できませんでした。(デリーなどはアライバルビザで問題なく購入できます。)
情報を調べて、事前にビザを取得できる方がいい場合は取得しましょう。
ビザ申請方法
基本的に渡航先の大使館に行き申請します。
またツアー会社が代理で申請してくれる場合もあります。
その際は事前にパスポートを渡す必要があります。
また国によってはオンライン申請が可能です。
その他、ブータンは個人旅行ができません。旅行会社で入国許可証の取得が必要です。
オンライン申請(eVISA)可能国一例
- インド共和国
- カンボジア王国
- パキスタンイスラム共和国(e VISAのみ)
- オマーン国
- クウェート国
- サウジアラビア王国
- バーレーン王国(在日公館でのビザ発給なし)
- ヨルダンハシェミット王国(在日公館でのビザ発給なし)
- ウガンダ共和国
- カメルーン共和国
- タンザニア連合共和国(大使館でのビザ発給なし)
- マラウイ共和国
- ロシア連邦
- キューバ共和国
大使館での申請
ほとんどの国は
- ビザが不要
- アライバルビザ可能
- オンライン申請(eVISA)あり
上記に当てはまるでしょう。
それ以外の国に行かれる場合は大使館や領事館に行く必要があります。
各大使館は外務省のホームページ:駐日外国公館リストを参考にしてください。
日本から渡航される場合は上記を参考にしてください。
日本でない国からビザ申請できる?
世界一周など長期旅行をされている場合、当初予定になかったけど行きたくなっった国などあると思います。
例えばトルクメニスタンなどです。
しかし日本以外の国からでも、その国の大使館に行ってビザを申請することができます。
パスポートと必要書類を準備すれば、現地の大使館で申請できるでしょう。
ビザ取得のまとめ
ビザが必要な国と必要ない国・電子渡航認証などについてまとめました。
ビザは多くの種類があり、少し混乱することもあると思います。
最後にビザ取得の際のフローチャートを考えました。
- 渡航目的は観光か・観光以外か
- その国が観光でもビザを必要としているか
- 自分がその国にどのくらい滞在するか
- 観光ビザは空港で取得できるか(VOAがあるか)
- その国のビザの申請方法がどのようなものか(オンライン・大使館に行く必要あり)
このステップで考えてみてください
- 観光でない場合→観光ビザ以外を取得しましょう。
- 観光でビザが必要かどうか調べましょう。
- 観光でも滞在期間が3ヶ月を超える場合、ビザの取得方法が変わる可能性があります。(若い方はワーキングホリデービザの検討も!)
- アライバルビザがある場合、事前準備の必要がなくなります。
- 事前に渡航先の最適な方法でビザを申請しよう
パスポートについては別記事でまとめています。

また、必要な事前準備が全てわかる準備ガイドも一緒にどうぞ

本記事がこれから海外旅行をされる方の一助となれば幸いです。
素敵な旅を♪
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