JMTをスルーハイクするにあたり、リサプライは避けては通れません。
私は23日間歩いたスルーハイクの中で、2箇所でリサプライを行いました。
リサプライはトレイル近くで行うハイカーが多いですが、私は一旦街に降りてリサプライを行いました。
結論として街に降りて良かったです。
リサプライのことについてはこちらで詳しく解説しています。
降りた街は2ヶ所。
マンモスレイクスとビショップです。
後で振り返っても、この2つの街に降りたことは本当に良かったと思います。
私と同じように
サウスバウンド3週間のスルーハイク
1週間ごとに街に降り食糧補給と共にリフレッシュしたい
少し日数に余裕がある
そのような方はこの2つの街に降りることをオススメします。
本日の記事では、リサプライ時に何をしたのかまとめました。
また、マンモスレイク・ビショップのアクセス方法やオススメ宿泊施設も紹介しています。
街に降りた時にやったこと
では私がリサプライ時に街に降りてやったことを紹介します。
- シャワーを浴びる
- 充電をする
- ランドリーで衣類の洗濯・乾燥
- ゴミを捨てる
- 食器系を洗う
- 爪切り
- 郵便局で荷物ピックアップ
- 食糧をベアキャニスターに詰める
シャワー
シャワーは付属のシャンプーを使用したため、持ち歩くことはしませんでした。
トレイル上では定期的な足洗いは欠かさず。また暖かい日に水着に着替えて水浴びをしていましたので、そこまで気にならず。
ただ、髪の毛は3回ほどシャンプーをしないと泡立ちませんでした。
充電
充電は、10,000mAhのモバイルバッテリー1つで9日間過ごせました。地図アプリでGPSをずっと作動しない限りは問題ないと思います。
携帯に毎日日記を書いたり、ダウンロードした本や音楽を聞いていましたが、モバイルバッテリーは1つで大丈夫でした。
そして当たり前ですが、街に降りた際はモバイルバッテリーの充電を100%チャージしました。
洗濯・食器洗い
ランドリーでは1回分使い切りの洗剤を1ドル程度で購入できます。自分で持ち歩く必要はないと思います。
食器系はトレイル上では一切洗わず拭き取りのみ。そのため街に降りた際にしっかり洗いました。
当時はハイドレーションを使用していましたが、こちらも同様、下山後にしっかりと洗って乾かし次のトレッキングに備えました。
追加で必要あれば
- スーパーへ行って買い足し
- アウトドアショップで買い足し
- ネットを繋いでSNS等で生存報告
をしてもいいです。
私は送った食糧では足りないと思い、ジャーキーやドライフルーツをスーパーで買い足しました。
アウトドアショップも行きました。
浄水するために川の水を汲む容器に穴が空いてしまったためです。
自分で空いた所を手で押さえて使用していましたが、浄水スピードが落ち水の冷たさもあり、新たなものを買うことにしました。
リサプライをした街①マンモスレイク
まず、マンモスレイクの街について紹介します。
マンモスレイクはレッズメドウからバスを乗り継ぎ1時間半ほどで到着する街です。夏はハイキングやマウンテンバイク、冬はスキーやスノーボード等、年間通してアウトドアが楽しめる山岳リゾートです。
アクセス
Red’s Meadow(レッズメドウ)から
Reds Meadow Shuttle →バイクパークシャトル
と乗り継ぐことで、マンモスレイクの街に到着します。
マンモスレイクの街中はトロリーバスが走っているため、移動可能です。
Reds Meadow Shuttle
レッズメドウ内とマンモススキーリゾートを運行しているシャトルバスです。トレイルから一番近いのが10番のバス停です。2019年は片道9ドルでした。
バイクパークシャトル(フリー)
マンモススキーリゾートとマンモスレイクの街を運行しているシャトルバスです。
トロリーバス
マンモスレイクの街を走っているバスであり、色によってルートが決まっています。
郵便局に行きたければレッドトロリーに乗り13番で降りましょう。
宿泊施設
マンモスレイクにはスパがあるような一流ホテルからモーテル、安価なホステル等が揃っています。私が宿泊したモーテルと安価なホステルを紹介します。
モーテル6
郵便局の隣にあるモーテル。比較的安価で1泊1部屋1万円前後で泊まることができる。モーテル内にコインランドリーがあり、使い切りの洗剤も購入可能でした。
モデルネホステル
マンモスレイクのホステル。郵便局からは徒歩15分ほど。レッドトロリーバスのバス停も目の前にあります。私は宿泊したことはないですが、共用のキッチンや水回りも清潔に保たれており口コミも高いホステルです。
その他施設
スーパー
郵便局から徒歩圏内にGrocery Outletというスーパーがあります。
オールドマンモスロードにはVon’sがあります。
アウトドアショップ
郵便局から徒歩圏内にアウトドアショップがあります。
また少し足を伸ばしてオールドマンモスロードにもお店があります。
リサプライをした街②ビショップ
次にビショップの街を紹介します。
ビショップはPCTやJMTのリサプライ地点としてハイカーが集まる他に、クライミングでも名の知れた街です。
街の規模は小さいですが、必要なものは全て揃っています。コンパクトな街は歩いて全て回ることができます。
アクセス
Le Conte RS からBishop Pass(ビショップパス)を経由し、South Lake (登山口)まで下山します。片道11.8マイル(約17km)あるので、丸1日かかると思ってください。
South Lakeからは、夏季のみ1日2便ビショップの街へ行くシャトルバスが出ています。
運行スケジュールは下記に記載しました。
South Lake 8:45発- Bishop 9:45着
South Lake 16:45発- Bishop 17:45着
Bishop 8:00発 – South Lake 8:45着
Bishop 16:00発 – South Lake 16:45着
注意!!
ナショナルジオグラフィックの地図には、ビショップへのアクセスはパイユートパス経由と書いています。
こちらからはノースレイクという登山口からビショップへ行けますが、私はオススメしません!!
理由は3つあります。
①マンモスレイクでリサプライしてから日数があまり経っていない
②ノースレイクまで歩く距離が長い
③ノースレイクからビショップまでシャトルバスが出ていない
ビショップの街へ降りたい場合は、ビショップパス経由で行くようにしましょう。
宿泊施設
ビショップにはモーテルとホステル、キャンプ場があります。
モーテルは比較的安価なものが多く、多くの施設が朝食サービスを実施しています。
私はビショップでモーテルに1泊、ホステルに2泊しました。宿泊した施設を紹介します。
Bishop Thunderbird Motel
ホステルの予約が取れなかったため急遽宿泊したモーテル。モーテルの中では安価で、水回りの清掃も行き届いていました。
ザホステルカリフォルニア
ハイカーやクライマーのためのホステルです。細かな配慮が行き届いていました。
特に嬉しかったのが、ランドリーの際にTシャツを使わせてくれることです。全ての衣類を洗濯するので、このサービスは本当に嬉しかった。
他にもフリーボックスがありガス缶や食糧も豊富にありました。
ホステルカリフォルニアのサービス
→荷物預かりOK
→自転車あり
→ハイカーズフリーボックス(ガス缶やジップロック)
→キッチンのフリーボックスも豊富
→Tシャツが使える!
その他施設
スーパー
ビショップの北にVon’sがあります。大きなスーパーで何でも揃っています。
またバス停があり、ローンパインやマンモスレイクへいくバスが運行しています。
アウトドアショップ
小さな街のなかに3件ほどあります。その中でもSAGE TO SUMMITというショップが品揃えが多く必要なものを購入することができました。
レストラン
人気のハンバーガーショップが2件あります。Jack’s と Aaron Schat’s Roadhouseです。
私はJack’sに行きましたが、並ぶ価値があるくらい美味しかったです。数日歩いた体に染み渡りました。
ランドリー
ビショップに2軒ありました。そのうち1軒は5ドルでシャワーを浴びることもできました。
ビショップで1泊せず、リサプライとランドリー、シャワーを済ませて、すぐにトレイルに戻ることもできます。
おまけ:インディペンデンス
私は念の為インディペンデンス郵便局にもリサプライをしましたが、必要ありませんでした。
ビショップの時点でインディペンデンスでリサプライをする必要がないと分かり、ビショップ滞在時に荷物だけピックアップしに行きました。
ビショップ・ローンパイン間は、1日4便バスが運行しています。
平日のみですが下記がスケジュールです。
Bishop発. | Independence 着 |
---|---|
7:00am | 7:55am |
8:45am | 9:35am |
1:15pm | 2:10pm |
6:20pm | 7:25pm |
Independence発 | Bishop着. |
---|---|
6:27am | 7:25am |
8:45am | 9:40am |
12:00pm | 12:55pm |
5:15pm | 6:10pm |
私は郵便局が空いている下記の時間に乗りました。
Bishop 8:45- Independence 9:35
Independence 12:00- Bishop 12:55
インディペンデンスは郵便局とガソリンスタンドとモーテルしかない街でした。
バスまでの待ち時間は、ガソリンスタンドの軽食エリアで過ごすしかありませんでした。
まとめ:次の山行のために街でリフレッシュしよう
私がリサプライ時にやったことや街の様子についてご紹介しました。
リサプライは食糧を受け取るのみならず、洗濯やシャワーでスッキリし、久しぶりの街のご飯に心が踊りました。
そしてリフレッシュすることができ、その後のハイキングも頑張れました。
この記事が皆様のお役に立つことができれば嬉しいです!
素敵な山旅を♪
コメント
コメント一覧 (2件)
今年の夏にMonoPass Trail Head からJMTを歩く予定です。
こちらの体験情報がとても役に立っています。リンク先が添付してあるので、現在の状況までわかります。
今後の旅日記を楽しみにしています。よろしくお願いします。
中川様
コメントありがとうございます!お役に立てて嬉しいです。中川様のJMTも楽しみにしています。
素敵な旅になりますように。