【JMTレポート①】ヨセミテ国立公園〜レッズメドウ【行動時間まとめ】

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  • JMTは実際にどんな道だったの?

本記事は実際に体験したことをトレイルレポートとして、行程時間と共にを細かく載せました。

実際に行く予定の方にとっては

  • トレイルの状況
  • 各場所までの時間配分

がイメージしやすいかと思います。

全てを記載すると長くなりますので、本記事では前半3分の1パートである

  • ヨセミテ国立公園ーレッズメドウ

までのレポートをお伝えします。

目次

JMT day1 Happy Isles → Little Yosemite Valley

  • 出発地:Happy Isles
  • 到着地:Little Yosemite Valley
  • 距離:7.6km
  • 高低差:670m 登り
  • 行動時間:4時間15分
  • 天気:快晴
パーミット取得まで
  • 8:00 ヨセミテ国立公園着
  • 11:00 JMT Happy Islesからのパーミット取得
行動時間詳細
  • 13:30 Happy Isles
  • 14:00 橋
  • 14:10 JMT分岐
  • 15:00 分岐
  • 16:10 パノラマ分岐
  • 16:20 Nevada falls 休憩 足洗い 行動食
  • 16:45 出発
  • 17:45 Little Yosemite Valley campground

朝ヨセミテ国立公園に到着しパーミットゲット

朝イチにウィルダネスセンターにいくと、多くのハイカーが並んでいる。私はパーミットを持っていない。明日のパーミットを今から取るつもりでいた。予約済のパーミットを受け取るだけのハイカーも多い。予約している人と予約なしの人で分けられた。

国立公園のレンジャーは親切にも、全てのハイカーにどこを歩きたいか聴取してくれる。私もその1人でJMTをスルーハイクしたいことを伝えることができた。現時点では予約はいっぱい。また10時半に戻ってくるように言われた。

10時半に戻り、当日キャンセルが出たことを知る。明日から歩く予定だったけど、早ければ早いほどいい。幸運にも当日から歩く権利をもらえた。

パーミット取得の長い列

いよいよJMTがスタート

JMTの北の起点であるハッピーアイルに到着した。いよいよ340kmの旅が始める。

最初はハーフドームと一緒のトレイルだ。この場所は歩いたことがあった。2年前にハーフドームへ日帰りハイキングをしたため、馴染みのある道である。安心感と共にある違和感。前は日帰り装備だったけど、今回は荷物の量が違う。すれ違う人からも「荷物が歩いているね」と笑われた。

途中である分岐。ミストトレイルは距離が短いけど急登であるのに対し、JMTのトレイルは距離は長いものの緩やかだ。もちろんJMTルートを進む。

徐々に標高を上げると、目の前にヨセミテバレーが広がってきた。それから特徴的なハーフドーム。以前に見た景色。でも何回でも見れる。そんな光景が広がっている。

ネバダ滝で休憩。疲れた足を休めるために、靴下を脱いで川に足をつけた。

ネバダ滝を過ぎたら一気に人が減った。初日はキャンプ地が指定されている。そこまであと2km。お昼からのスタートだったが夕方にはキャンプ地に着くことができた。

特徴的なハーフドーム

JMT day2 Little Yosemite Valley → Sunrise High Sierra Camp

  • 出発地:Little Yosemite Valley
  • 到着地:Sunrise High Sierra Camp
  • 距離14km
  • 高低差:1100m登り
  • 行動時間:7時間半
  • 天気:快晴
行動時間詳細
  • 9:00 出発
  • 10:00 ハーフドーム分岐
  • 10:20 sunrise creek周辺 分岐
  • 12:15 分岐
  • 13:40 水汲み 最後の水場
  • 16:15 分岐
  • 16:30 Sunrise camp

大量の巨大松ぼっくりから山火事の跡へ

最初はハーフドームの道を歩く。2年前のことを思い出しながら歩く。1時間ほどで分岐。ここでハーフドームのハイカーとはお別れ。大量の巨大松ぼっくりに、思わず顔比べをする。しばらく歩くと道迷いしやすい箇所があった。JMTは道標も最低限。自身で地図を用意しておくことは必須だ。

その後は山火事の跡を歩く。こんなに間近で焦げた木など見たことがない。新たな森にはトゲトゲの草が生えており、当たるとチクチクした。山火事の跡を歩き切るのに1時間以上かかった。

山火事の跡

キャンプ場に水場がない事件。事前のハイカーとの情報交換で免れる

山火事の跡地を通ると、どんどん見通しがよくなってきた。これぞヨセミテ国立公園という景色が広がっている。

その後にあった小川では、多くの人が水を汲んでいた。聞くと、この先しばらく水場がないらしい。今日のキャンプ地を伝えると「その周辺は水が枯れているからここで汲んでおいた方がいい」とアドバイスをもらった。

この後200mの登りが待っているが、3リットルほどの水を汲んだ。結果として大正解。キャンプ場周辺には水場が全くなく、そのせいで更に歩くことを余儀なくされたハイカーが沢山いた。2日目にて情報交換の重要性を実感。疲れたので早めに切り上げることにした。

JMT day3 Sunrise High Sierra Camp → Lyell Canyon

  • 出発地:Sunrise High Sierra Camp
  • 到着地:Lyell Canyon
  • 距離:26 km
  • 高低差:ほぼ平坦、430m下り
  • 行動時間:9時間45分
  • 天気:晴れのち曇り
行動時間詳細
  • 8:10 出発
  • 8:35 分岐
  • 10:20 Cathedral Lake
  • 11:20 湧き水、浄水 足洗う
  • 12:40 分岐 Budd creek Bridge お昼
  • 13:40 soda springs 分岐
  • 13:45 ゴミ箱にゴミ捨てる、道路
  • 14:00 sada springs、PCT合流地点
  • 14:20 トイレ
  • 14:40 分岐
  • 14:55 分岐
  • 15:05 Bridge 足洗い
  • 17:50 ileland lake分岐
  • 17:55 camping

トゥオルミーメドウまではほぼ下りの道

水場は、キャンプ地から2時間歩いた先のカセドラルレイクまでなかった。カセドラルレイクは、湖畔までは行かずに遠くで眺める。水にはまだ余裕があった。遠くから見ても綺麗な湖だった。

その後400mほど下りが続く。森の中になり景色は単調になる。途中で水場があった。水がこんなにも有難いと思ったことは人生で初めてである。

久しぶりの道路、ゴミ箱、トイレ。トゥオルミーメドウに着いたことが分かった。

トゥオルミーメドウからは平坦な道が続く

この先は沢に沿ってほぼ平坦な道を歩く。天候が曇りということもあり、体力消耗もしない。歩けるだけ歩いた。

途中のLyell Bridgeでは、多くのハイカーが水着に着替えて水浴びをしている。足だけ浸けても生き返るのがわかった。

Lyell Canyon

JMT day4 Lyell Canyon → Rush Creek trail

  • 出発地:Lyell Canyon
  • 到着地:Rush Creek trail
  • 峠:Donohue pass
  • 距離:16 km
  • 高低差:660m登り
  • 行動時間:8時間15分
  • 天気:晴れ 曇 雷 小雨
行動時間詳細
  • 8:40 start
  • 10:05 登りスタート
  • 11:10 Lyell Fork Bridge 行動食 靴擦れケア
  • 12:10川越え 綺麗なポイント
  • 13:00 川越え 岩に滑り打撲
  • 13:50 レンジャーチェック 許可証見せず
  • 14:10 Donohue pass 下りスタート
  • 16:55 Rush Creek trail 分岐

Donohue pass までは登りが続く

メドウが綺麗なフラットな道を2時間ほど歩くと、Donohue passへ向かう登りがスタートする。ひとつ目のポイントとしていたLyell Fork Bridgeまで1時間ほど歩く。所々景観の良い場所があり、その都度休憩をした。

ここから峠までは450mの登りが続く。しかし単調な森の中から視界は開けてきた。今まで歩いてきた谷が見える。

1時間ほど歩くと上流の川に着く。周辺の山々との景色が素晴らしい。更に200mの登りが待っているが、美しい景色に歩くのが苦にならない。ヨセミテ国立公園は最後まで楽しませてくれた。

峠の手前

ヨセミテ国立公園からインヨー国立森林公園へ

Donohue passを14時に超えたため、天気が不安定。峠の先はインヨー国立森林公園。ヨセミテとはまた少し違う景色が広がっていた。

200mほどの下りは危険箇所はないが、体力的にキツかった。一気に降るとRush Creek trail まではほとんど平坦な道が続いた。

JMT day5 Rush Creek Trail → Vivian Lake

  • 出発地:Rush Creek Trail
  • 到着地:Vivian Lake
  • 距離:18-20 km
  • 高低差:800m登り 700下り
  • 行動時間:9時間
  • 天気:晴れ 曇り
行動時間詳細
  • 8:00 start すぐDavis Lakes 分岐
  • 8:55 lsland Lake
  • 9:10 Thousand Islands Lake
  • 10:05 PCT分岐 15分休憩 足洗い 行動食
  • 10:30 Emerald Lake
  • 10:45 Ruby Lake つづら折りの登り
  • 11:05 Garnet Lake みえた つづら折り 下り
  • 11:30 湖畔歩きつづら折り登り
  • 12:40 峠 ここから下り440m 岩場と森の中
  • 13:45 Ediza Lake 分岐
  • 14:25 分岐
  • 14:35 Shadow Lake ここからつづら折りの登り 220m
  • 15:25 登り終わり
  • 15:30 Rosalie Lake 行動食 5分休憩
  • 16:05 Gladys Lake
  • 17:00 Vivian Lake

この区間のハイライト!いくつもの湖が

スタートして1時間ほど登りが続く。その先にあったlsland Lakeは、今まで頑張ったご褒美かと思うくらいに美しかった。

その後もThousand Islands Lake、Garnet Lake等の湖が続く。どれも違いがあるが、どれも夢の世界かと思うくらいに綺麗だ。細かなアップダウンこそあるが、景観のよさから疲れ知らずで歩ける場所である。

大きなGarnet Lakeの湖畔を歩き終えると、登りが始まる。小さな峠を越えると440m一気に下る。危険な箇所はないが、岩場が足を疲れさせた。

Garnet Lake

Shadow Lakeから登り返し 視界も単調に

しばらくは森の中の沢を歩く。綺麗な川が流れているので、休憩や水分補給はここでしたい。

全容が見えない大きな湖・Shadow Lakeの湖畔を少し歩くと、また登り返しがある。200mほどだが地味にきつい。

登り終えるとすぐにRosalie Lakeが現れた。ここの幕営地はあまりわからず、更に先を進む。

2時間ほど森の中を歩いていく。ほぼ誰にも会わない。名もなき湖は沢山あるが、季節によっては水が枯れている可能性もあるので注意が必要だ。(私は湖の水をあてにして痛い目に遭いました。)

JMT day6 Vivian Lake → Red Meadows

  • 出発地:Vivian Lake
  • 到着地:Red Meadows
  • 距離:11 km
  • 高低差:600m下り
  • 行動時間:3時間30分
  • 天気:雨、晴れ
  • シャトルバスでManmoth Lakeへ
行動時間詳細
  • 8:25 出発 森の中ひたすら下り
  • 9:32 Johnston Lake
  • 9:40 分岐
  • 9:55 久しぶりの水場!
  • 10:05 分岐
  • 11:25 橋 すぐ分岐
  • 11:55 Red’s Meadows
マンモスレイクまで
  • 12:15 シャトルバスに乗る くねくね山道
  • 12:50 マンモススキーリゾート バイクパークシャトルに乗り換え
  • 13:05 マンモスレイクビジターセンター トロリーに乗る
  • 13:40 ホテル着

ゴールは目前 レッズメドウへ

レッズメドウまでは下りが続くのみ。森の中なので景色は拝めないが、サクサクと歩けるだろう。

インヨーからDevils Postpile National Monumentに入り、残りはあと3km。ここにきて少しのアップダウンがあり、最後の3kmに苦しめられた。

レッズメドウ

まとめ:ハイライトは峠ごえとインヨーの湖

JMTの3分の1にあたるヨセミテ国立公園からレッズメドウまでの

  • トレイル状況
  • 行動時間

について記載しました。

この区間のハイライトは

  • Day4:Donohue pass
  • Day5:インヨー国立森林公園の湖

です。

また時間に関しては、男性やULの方は短縮できるかと思います。

レポート②はこちら

レポート③はこちら

本記事がこれからJMTを歩く方のお役に立てば幸いです。

素敵な山旅を♪

おはぎ
山と旅が好きな30代おひとり様。
世界48カ国を旅して23カ国のトレイルを歩く。
今は神奈川県で、自由に旅を行ける時間を確保しつつ働いています。

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