【JMT】私が歩いた全行程とおすすめのセクションハイク

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JMTを歩きたいけど、

  • 実際に1日何キロ歩いているの?
  • 毎日の行動計画をどう立てればいいの?

そう疑問に思う方もいると思います。

本記事では

  • 私が実際にスルーハイクをした全行程の解説
  • どのように毎日行動計画を立てていたのか

についてお届けします。

また、セクションハイクで考えている方に

  • オススメのルートを日数ごとに紹介

したいと思います。

是非最後までご覧ください。

目次

実際に歩いた全行程と1日の行動計画の立て方

下記が私が実際に歩いた行程です。

著者が歩いた全行程

私は3つの観点

  1. 歩いた距離
  2. 峠越え
  3. 標高

から行動計画をアレンジしていくことになります。

①歩いた距離から

まず注目していただきたいのは

  • 1日あたり歩いた距離です。

私は1日15−20kmを目安に歩きましたが、かなり緩急をつけました。

登りが少なかった3日目は1日26km歩いています。

逆に、お昼からスタートした日休むと決めた日は、10km以下です。

②峠超えから

JMTは基本的には谷沿いを歩くトレイルで、日本のように山の稜線を結ぶ縦走ではありません。

ですが、歩く途中にはいくつもの峠があり、それを越える必要があります。

当たり前ですが、峠を越えるためには、相応のアップダウンがあります。

前半の黄色のセクションは峠は1つですが、後半は毎日のように峠越えがあるることがお分かりいただけると思います。

③標高から

表には記載していませんが、標高も大きく違います。

まず、前提として平均的に後半の方が標高が高いです。そして標高の高い場所で幕営すると寒いです。

私の場合

私は最初、峠を午前中に越えたかったこともあり、標高の高い場所で幕営をしていました。

しかし次第に寒くなってきたため、標高の低い所で一夜を過ごすようになりました。

私はシーズン終盤だったためこのようにしましたが、シーズン真っ只中は変わるかと思います。

シーズン真っ最中の幕営場所

夏山の気候はお昼〜夕方に雷雨の可能性があるため、早めに峠を越えた方がいいと考えます。

そして標高の低い場所・水場の多い場所は、蚊が多いです。蚊の対策も必要となってきます。

また標高の高い場所では焚き火ができません。焚き火を利用することを考えている方は、標高の低い所での幕営が必要となります。

行動計画

私は当初計画は特に立てておらず、基本的に翌日の行動計画は前日に決めていました。

ナショナルジオグラフィックの地図に記載されている21日で歩くモデルを毎日テントの中で確認。

地図を見て翌日歩く計画をたてました。

スルーハイクを3つのセクションに分ける

もう一度私が歩いた行程を見てみましょう

この表では、リサプライまで歩いたセクションをそれぞれ色分けしています。

ヨセミテ国立公園〜レッズメドウ

レッズメドウ〜サウスレイク(Bishop pass trail)

サウスレイク〜ホイットニーポータル

3つに分けて紹介します。

ヨセミテ国立公園からレッズメドウまで

Garnet Lake

JMTのセクションハイクでも多く選ばれる区間です。

峠越えが少なく、人が多く安心できるといった利点があります。

そして、それぞれの国立公園で違う景色を感じるとこができます。インヨー国立森林公園はThousand Island LakeGarnet Lakeなど、多くの湖があり楽しめます。

私はヨセミテ国立公園からレッズメドウへいきましたが、セクションハイクの方はレッズメドウからヨセミテ国立公園へ歩く方も多くいらっしゃいます。

サウスバウンドのスルーハイクの場合は、最初は同時期にスルーハイクを始めたハイカーと何回も遭遇することが多く、交流ができること間違いなしです。

レッズメドウからサウスレイクまで

Silver Passから振り返った景色

この中盤のセクションでは、日帰りハイクをしているハイカーは少なくなり、出会うハイカーはぐんと減ります。

峠越えが増えますが、その度に素晴らしい景色が待っています。私はSilver Pass手前のChief Lakeや、Muir Pass手前のWanda Lakeが印象に残っています。

このエリアをセクションハイクしているハイカーはJMTリピーターが多い印象があります。(何度か分けてJMTを全て歩くハイカーです)

初めてJMTを歩くスルーハイカーも中盤に差し掛かるため、独自の楽しみ方や歩く方をもっていました。

そして靴を脱ぐ渡渉があるのもこのエリアです。

また、JMT外ではありますが、サウスレイクへ向かう道であるビショップパストレイルが素晴らしかったです。ここではハイカーの荷物を運ぶ馬なども現れ、また違う景色が楽しめます。

サウスレイクからホイットニーポータルまで

Mtホイットニー山頂にて

南のセクションは毎日が峠越えの連続で、体力的には一番大変です。

私はハイカーズハイを起こしていたので、このセクションが一番頑張れました。

セコイア国立公園に入ると周りの景色が一変し、終盤に差し掛かっていることを実感しました。

4日間ほどのセクションハイクで歩いているハイカーも多いですが、私が歩いた9月下旬は幕営地に1人ということもしばしありました。

Mtホイットニーに近づくと一気にハイカーが増え、情報交換が活発になります。

山頂は到着時間によりますが、午前8時ごろは人は少なかったです。

おそらくですが、日の出時間とお昼の時間が一番多いと推察されます。

ホイットニートレイルは1泊2日のハイカーがかなりいるため、周囲に気を配りながら最後まで歩ききりました。

オススメセクションハイク

個人的にセクションハイクをするならここ!と思う場所を紹介します。

4日間と8日間

それぞれのセクションハイクに分けました。

4日間のセクションハイクのオススメ

  1. レッズメドウ〜トゥオルミーメドウ
  2. オニオンバレー〜ホイットニーポータル

8日間のセクションハイクのオススメ

  1. レッズメドウ〜ハッピーアイルズ
  2. レッズメドウ〜サウスレイク
  3. サウスレイク〜ホイットニーポータル

ポイントは景色もありますが、それ以外の点から記載すると下記2点です。

  • 登山口へのアクセス手段がある・利用ハイカーが多い
  • 拠点の街へのアクセスが容易

登山口へのアクセス手段があったり、利用ハイカーが多い

上記の中では、オニオンバレーとホイットニーポータル以外は公共交通機関でアクセス可能です。

オニオンバレーとホイットニーポータルは利用ハイカーが多く、モーテル等の送迎サービスもあります。

拠点の街へのアクセスが容易

レッズメドウの拠点の街であるマンモスレイクは、ヨセミテ国立公園とバスで繋がっています。

また、サウスレイクの拠点となる街ビショップは、マンモスレイクへも、ローンパインへもシャトルバスで移動可能です。

ビショップのホステルは荷物預かりサービスもしているため、いらない荷物を預けて取りに行くこともできます。(他の街の宿泊施設は確認できていませんが、おそらくあると思います)

もちろん他にも素敵なセクションハイクがあります。

セクションハイクの良い点はJMT合流までのトレイルを歩くことができる点です。

その景色はJMTスルーハイカーは知らない景色だと思いますので。

まとめ:スルーハイクの行動計画は臨機応変に、時間がなければセクションハイク

私がスルーハイクした全行程と、オススメのセクションハイクを日数別に紹介しました。

  • 時間がない方
  • まとまった休みが取れない方

そのような方でも、セクションハイクからシエラネバダの山々の美しさを感じていただけると思います。

入国から出国までの全日程はこちらを参考にしてください。

この記事が今後歩かれるハイカーの方にお役に立てれば嬉しいです。

素敵な山旅を♪

おはぎ
山と旅が好きな30代おひとり様。
世界48カ国を旅して23カ国のトレイルを歩く。
今は神奈川県で、自由に旅を行ける時間を確保しつつ働いています。

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