- ノルウェーの夜行列車に乗ってみたい
- 宿泊費用を抑え起きたら移動していたい
本記事ではノルウェーの夜行列車についてまとめました。
また著者が実際に乗車したトロンヘイムーボードー間の夜行列車のレポートもお届けします。
それではいきましょう。
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ノルウェーの夜行列車:各路線と位置関係

ノルウェーの夜行列車はノルウェー国鉄から分割され、現在は路線により3つの会社が運営しています。
南部を運営するGoAheadNordic、中部が長距離バスでお馴染みのVY、北部をSJ Norgeが運営しています。
ノルウェーの夜行列車は4路線
- オスロ↔︎スタバンゲル
- オスロ↔︎ベルゲン
- オスロ↔︎トロンヘイム
- トロンヘイム↔︎ボードー
です。
まずは位置関係を確認しましょう。

次にそれぞれの路線情報をお届けします。
オスロ↔︎スタバンゲル
- 運営会社:GoAheadNordic(Sørlandet Line)
- 所要時間:8時間
- 価格:299 NOK / 756 NOK / 1326 NOK 〜
スタバンゲルにはリーセフィヨルドの拠点の街であり、ハイキングコースであるプレーケストレーンには世界中から多くの観光客が集まります。オスロから夜行列車で移動手段として使用している方が多い印象があります。
スタバンゲルの他のアクセス方法は別記事でまとめています。合わせてご確認ください

オスロ↔︎ベルゲン
- 運営会社:VY(Bergen Line)
- 所要時間:7時間30分
- 価格:1146 NOK〜
オスロから第二の都市ベルゲンは、ベルゲン線で多くの人が行きかいます。
特に途中のミュルダール駅でフロム線に乗り換えて、リーセフィヨルドの拠点の街・フロムへ行くルートが人気です。
オスロからフロムへ行き、フロムから世界遺産にも登録されているハダンゲルフィヨルドのクルーズを経てベルゲンへ日帰りで行くこともできます。
時間のない方は、夜行列車を使用すれば翌日の朝にベルゲンからオスロまで移動することもできます。
オスロ→フロム→ベルゲンの移動方法は別記事にまとめています。合わせてご確認ください。

オスロ↔︎トロンヘイム
- 運営会社:SJ Norge(SJ NORD)(The Dovre Railway)
- 所要時間:7時間45分
- 価格:629 NOK〜
オスロからノルウェー第3の都市・トロンヘイムを結ぶ列車です。
途中のドンボス(Dombås)で乗り換えると、世界遺産のガイランゲルフィヨルドへ行くことができます。
ドンボスからオンダルスネス(Åndalsnes)駅まで列車で移動し、オンダルスネスからゴールデンルートを経てガイランゲルへ移動することができます。
ゴールデンルートは世界的にも美しいと言われているルートであり、ガイランゲルフィヨルドへ行く際は行きたいコースです。
詳細は別記事にまとめています。合わせてご確認ください。


トロンヘイム↔︎ボードー
- 運営会社:SJ Norge(SJ NORD)
- 所要時間:10時間
- 価格:600 NOK〜
ボードーはノルウェー北部の街であり、ロフォーテン諸島にフェリーで行くための拠点となります。
ロフォーテン諸島はハイキングのメッカと言われ、世界中から多くのハイカーが集まります。
またフィヨルドが多いノルウェーの中でも外海と接しているため、海岸線の雰囲気は全く違います。
ロフォーテン諸島の拠点の街は2つ・ボードーとナルビクです。詳細は別記事にまとめています。合わせてご確認ください。
【ノルウェー】ロフォーテン諸島をバスで移動する際に気をつけること

ノルウェーの夜行列車:座席の種類と予約方法

次に寝台列車の座席の種類と予約方法をお届けします。
座席の種類
座席の種類は3種類
- 標準席(Standard)
- リクライニング席(Reclining)
- 寝台(Sleeper)
- プレミアム席(Plemiun)(オスロートロンヘイム、トロンヘイムーボードーのみ)
です。
標準席が一番安いです。リクライニング席は水なども付いているよう。快適な高速列車という感じです。
寝台席は、わたしが予約した時はリクライニングと比べて200 NOK高いだけでした。
値段はころころ変わります。早めの予約の方がより安くなっています。
また、ハイシーズンの夜行列車の寝台席はかなり人気です。早めに予約をするようにしましょう。
購入・予約方法
チケットの購入は駅の券売機や窓口、またはWebサイトからも可能です。寝台は人気のため事前購入・予約がオススメ。
下記公式サイトから希望の日時と行き先を検索し、空いていればそのまま予約が可能です。
なお、購入は2種類あります
- 予約変更・キャンセルが効かないNon Flexible
- 予約変更・キャンセル可能なFlexible
Non FlexibleとFlexibleでは価格が全く違います。直前予約の場合はNon Flexibleがいいでしょう。
なお、予約の際は会員登録・ログインが必要です。
1名で寝台を予約したい場合、2名用の寝台部屋を1名で利用することができます。女性1人でも安心ですよ。
日本語で予約したい場合はこちらのサイトもどうぞ
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ノルウェー夜行列車レポート:トロンヘイム→ボードー

最後に私が実際に乗車した夜行列車のレポートをお届けします。
私は、2023年8月にトロンヘイム・ボードー間の夜行列車の個室寝台を1名で利用しました。
タイムスケジュール
- 22:20 寝台車チェックイン
- 22:40 電車到着・乗車
- 23:05 Trondheim出発
- 9:05 Bodø着
チェックイン方法
Bodøから来た列車のあと、寝台車のチェックインカウンターが開きます(駅員が来る)
予約のチケットを見せると、予約リストを確認されチェックイン完了です。個室寝台に入るカードキーをもらいました。


寝台席の様子
カードキーをかざすと鍵のロックが解除されるホテルスタイル。
- タオルあり
- コンセントあり
- ハンガーとフックあり
- 洗面台あり!(石鹸とコップも)
- ミネラルウォーターあり
- 電気:暗め・明るめなど3箇所
- カードを入れるスペースあり






車両の様子
- トイレは各車両に1つ
- リクライニング席:コンセントあり
- リクライニング席:荷物置き場あり
- 座席はまわすことできない
- 食堂車(売店、飲食スペース、ゴミ箱)
- キッズスペースあり
- WiFiあるけど繋がらなかった





駅情報:トロンヘイム
- 電光掲示板あり
- チケット券売機あり
- エレベーターあり
- トイレあり
- コンビニあり
- ファストフードが2つあり(21時半は閉まっている)
- バッテリーチャージあり
- ポスト、証明写真、ATMあり
- コインロッカーは地下1階にあり



駅情報:ボードー
- トイレあり(10 NOK クレジット払い)
- 男女に分かれていて中に3つくらいあり(フックもあったから嬉しい)
- コインロッカーあり(小さなものから大きいものまで)
- ロフォーテンへ行く場合ここでロッカーを利用する人も多く、埋まっていることが多い
- ATMあり
- ゴミ箱あり
- チケット券売機あり



まとめ:快適な列車の旅を楽しもう
ノルウェーの夜行列車について実際のレポートも含めてお届けしました。
ノルウェーの寝台列車は少し揺れが気になりましたが、予々快適でした。
他の国の寝台席と比べると一番のポイントは、寝台席の中に洗面台があること。歯磨きをするできるのでとても良かったです。
本記事がこれからノルウェーを寝台列車で旅する方の参考になれば幸いです。
素敵な山旅を♪
Omio:ヨーロッパ、北米の鉄道・バス・航空券の予約
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